オーストリア・ベルギー・フランスの旅 2013.11.1 ウィーン市内見物1 天笠 富夫 ―――――――――――――――ウィーン市内見物1――――――――――――――――― 昨年フランスの旅行中に会った夫婦に、オーストリアとベルギーに行って、とっても 良かったと聞いて、行くことにした、オーストリアは、サウンド・ミュジックの舞台で 音楽の都、音楽の良さがよく分からない者が行って良いか、少し敷居が高い感じがした。
ベルギーは、何も知識もないので期待しなかった。フランスは、前回見落としている所 を見るつもりでいれた。
――――――――――――出 発 から ウィーン到着―――――――――――――― 6時51分新宿発 成田EXPRESS乗り成田空港に行き、11時10分成田第一ターミ ナルで、ANAの系列のオーストリア空港利用し、オーストリアのウィーンにむかう、飛 行機内の案内の人(女子はスチュワーデス・男子はスチュワード)男女とも真っ赤な制 服を着て、年齢も40代ぐらい以上の人が多い。乗っている時間12時間かかる、時差 は7時間遅れで、現地時間10月1日17時10分に着く。
ウィーンの空港は小さく、派手さはない、日本の地方空港みたいな感じた。宿泊先の アパートの近くまでタクシーでいく、15分くらい、比較的すいている高速道路を行く とPanasonicとToshibaの広告塔が目についた。
――――――――――――――ウィーン市内見物T―――――――――――――――― <事前知識> オーストリアには、ハプスブルグ家という名家があり、オーストリアの 歴史に大きな影響を与えていた。
ハプスブルグ家の存在は古く、976年にオーストリアを管理していた、 ハブスブルグ家が統治されていた、神聖ローマ帝国(ドイツ)は、皇帝が 不在のまま20年間も続いていため、互選で皇帝を選ぶ事になり、比較 的好戦的でない、ハプスベルグ家のルドルフ1世が1273年に皇帝に 選出された。
それ以後、ハプスブルグ家は、政略結婚を積極的に進めて、戦わずして 領地を拡大し、ドイツ・オーストリア・イタリア・スペインにも拡げ、 1918年第一次世界大戦の終了まで、645年間もの長い期間オース トリアを統治した。また、ウィーンに、ホーフブルグ(王宮)・シューン ブルン・ベルヴェデル等の宮殿を造った。
到着した翌日、さっそく、ウィーンの市内観光ツアー(半日コース)に参加した、集合 時間は午前8時50分、高い塔を持つシュテファン寺院の脇を通り、オペラ座の横が 集合場所だ。
街の風景 客が7名思ったより集まらなかった、10人乗りのライトバンで 日本人50代後半 の男性(昔 ロッキードの小佐野の通訳をやった事あった人)が案内してくれた。
ウィーンの町をざっと、回って説明してくれた。町の中心部は、5km四方の小さな 町だとか、ハプスブルグ家の歴史などの説明があった。(省略) このツアーで、2つ宮殿を見学した、一つはシェンブレーン宮殿とベルヴェデル宮殿 を見学した。
○シェンブレーン宮殿 最初外側から見たとき、以前どっかで見たような建物だと思った。ここは、ハプスブ ルグ家の離宮で、フランスのヴェルサイユ宮殿をしのぐ豪奢さと規模の宮殿を目指し たが達成されなかったという、
どうりで、ヴェルサイユ宮殿と雰囲気が似ている建物である。まず建物の裏に回り庭 園からの見学が始まる「ネプチューンの泉」とローマ帝国の遺跡「グロリエッテ」と いう開式列柱回廊があり、眺望は良い。また、この庭の奥のほうには、世界でもつと も古い動物園があるというが、時間の関係で行けなかった。 庭園 宮殿内部の部屋も豪華絢爛だ、美術品も多いいが、撮影禁止のためとれない、興味 があったのは、ナポレオンがオーストリアに侵略し、ここで、ハプスブルグ家の皇女 と再婚し、息子がうまれた、これが、ナポレオン2世(名目上のフランスの皇帝)で、
この宮殿で生活し、21歳の時結核により亡くなった。 (ナポレオンに興味ある方は調べて下さい、面白いと思います。)
その他、気になったのは、陶器物は中国製ばかりで日本製が無かったこと、また沢山の 絵画の中の「舞踏会」絵には、モーツアルトが参列している姿が描かれている、よく 残っている事におどろかされた。
○ベルヴェデル宮殿 1700年から1725年に建設された、内部は見ていないが、現在は博物館・美術館 になっている、この宮殿は、庭園を中心に、バロック様式の上下の二つの宮殿がある。 <バロック様式> 17世紀イタリアを中心に、ヨーロッパに展開した建築様式、非古典的・ 感覚的効果を狙い、複雑な曲線で描かれたものらしいが、良くわからない。 上の宮殿
第二次大戦終了後、連合国軍の占領を得て、国家に主権を返還する際に、オーストリア 国際条約調印の舞台になった、半日コースのため、時間がとれないで、中に入らない で庭だけを見た。
庭園と下の宮殿
○オペラ座 半日ツアー終了後、有名なウィーンのオペラ座に行く、ここは世界三大オペラ座の一つ、 (他のオペラ座は、フランスパリーのオペラ座とイタリアミラノのオペラ座)
オペラ座の外観 入場すると、説明は、各国の言葉でやっていた、ドイツ語・フランス語・英語・イタ リア語・オランダ語・日本語などを扱っていたので、早速日本語の列に入った。
日本語説明者は、オーストリアの男性で流暢な日本語で説明を受けた、この説明を聞 くため40名くらいの日本人が集まってきた。
2階 景観
貴族用の部屋
入るとすぐに、階段があり二階の階段を上がると、一般の観客席を中心に、両脇に大 きな控え室があった、第二次大戦以前は、貴族用の小部屋がこの場所に沢山あった が、大戦時破壊され後、復旧する時、貴族用の部屋が必要なくなり、1つの部屋を残 し大部分が控え室になったという。
2階から奥に下がって、舞台裏にいく、裏から舞台を見ると、幅が広く、高さも高く ・奥行きも広い、舞台で観客席から見えるところだけでなく、見えない舞台裏がしっ かりしているのに驚く。
舞台裏
説明によると、ここでの公演の内容は、1日毎に内容を変えているため、毎日舞 台の装置を取り替えている、もしも都合で、準備が間に合わないと、いつでもできる、 オペラを準備しているそうです。
また、年に1回観客席の座席を全部取り外し、昔の貴族社会を思い出させるような、 男性は燕尾服、女性はロングドレスでウィーンナーワルツを踊る舞踏会を年1回 行う、入場料は2万円くらいで、予約は、今年と来年は一杯だが、2015年は、 まだ空いているとの事でした。
観客席
○シュテファン寺院 ウィーンの街中を歩いていると、気になる、目立つ大きな塔を持つ寺院がある、これ がシュテファン寺院である、この寺院を中心にウィーンの街が造られている、建造物 は典型的なゴシック建築です。
寺院の中を見る、今まで見た寺院より鋭く荒々しく、力強い建物に感動する、屋上に 展望台があるので、期待をして、5ユーロを払いエレベーターで展望台にいく、屋上 といっても、最上階でないため、寺自身の屋根が邪魔になり、景観が良くない、下を 見ると街は見える、美しくもなく、展望代は少し高い感じがした。
高い塔
展望台からの景観
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