フランス・イタリアの旅X(フィレンツェ他)

                         2012.11.30 天笠 富夫

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○フィレンツェ

旅行として、見学できる最後の日、宿泊先のあるシニヨリーア広場にある、メディチ家

1世のコジモが居城したヴエッキオ宮殿に行く、高さ94メートルの高さの鐘楼を持

ち、現在でも一部市庁舎として利用されている、

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  ヴエッキオ宮殿

<メディチ家 イタリアの資産家でルネツサンス時代フィレンツェを基盤として

銀行業(ヨーロッパ内各国間での両替)で資産を集めた一族で

フィレンツェで美術館・宮殿・礼拝堂等を造った>

 

中に入ると、絵画・彫刻・織物で宮殿内は装飾されていた、2階で見学している時、下

での会議が終了したらしくフィレンツェ市の歌を歌っていた、文化が違うと会議の雰囲

気も違うものだと感心した。

 

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   ヴエッキオ宮殿の内部

 

ここを出てアルノ川に沿って歩き、金銀細工の店が並ぶポント・ヴエッキオという14

世紀半ばに架けられた最古の橋を渡りピッティ宮殿に行く、ピッティ宮殿は前回いった

ことがあるので省略し、前回見ていないピッティ宮殿に付随した、

 

 

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ポント・ヴエッキオ橋

 

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     ピッティ宮殿

イタリア庭園ポーポリティ庭園に行く、庭園としては、調和がとれているが味わいとし

ていまひとつピンとこない。

 

<ピッティ宮殿 15世紀豪商ルカ・ビッティが建てさせたルネサンス

        様式の宮殿で後年メディチ家が買い取り改修し、完成

        させた> 

 

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     ピッティ宮殿の庭

 

ここで宿泊先に帰り落ち着いてから、駅の近くにある2階バスによるフィレンツェ市内

を1時間かけて見学する、コースとして、フィンツェの街全体が見えるミケランジェロ

広場ポント・ヴエッキオ橋などがあったが、ミケランジェロ広場は、人気があるみたい

で混雑していて期待はずれでしたが、ここまで通過した道の両側が林で非常に気持が良

かった。

 

ヴエッキオ橋は混雑のためバスが入れなかった、それでも、フィレンツェの郊外もきれ

いに整頓されていて、城壁の後が残っていたのが印象的であった。

 

翌日フィレンツェ空港へタクシーで帰ったが、この運転手は女性で、ずっと携帯電話で

の話しをしながら運転していた、国が変わると随分違うものだ。

 

○おわりに

▽ヨーロッパの歴史

 歴史的に見ると、ヨーロッパは、国単位でみると人種・言語など入り組んでいる、

 それと、いつもヨーロッパの国同士で争っていた、その争いを避けるために、国

 同士が、一定のルールのもとに、まとまったのがEUであるのが何となく、

 

分かってきた、フランス人・イタリア人をみると、日本人ほど深刻にならないため、

たとえ裕福度・真面目さで勝っても、幸福度は負けてしまうのでないかと思われる。

 

▽フランスの旅

フランスで、日本人が、相手にされないで苦労したと言話しを聞いていたが、会う人

をみると、親切でそんな事はなかった、観光地としては、フランスと言っても、パリ

ーしか見ていないが、凱旋門・エッフェル塔など、街全体が、調和がとれ、すばらし

いし、ルーブル美術館・ベェルサイユ宮殿など芸術品に接しているので美に関して

国民的に影響を与えているのだろうと感じた。

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   フランス エッフェル塔の夜景

ただ、黒人の存在が気になった、空港で案内などをし、社会の一線で働いている人もい

るが、清掃など裏方の仕事をしている人を多く目にする事である。

食べ物としてフランスパンを食べたが、少し油濃く、飽きがくる、だから本格的な

料理はあまり食べなかった。

 

▽イタリアの旅

イタリアに行くと落ち着く、フィレンツェでもローマでも、史跡が近かくにあり、

歩いて回るのに良い。食べ物も比較的フランスよりさっぱりしていて、私にとっては

口に合う。史跡もフランスよりイタリアの方が古いものが多いし、駅など8年前と

比較しきれいになった。

 

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  イタリア アルノ川の川べり

▽ローマ

 市全体はまだみていない、今回は、ギリシャ文明の影響を受けたパンティオンに

 行った、まだまだ見所がありそうな気がした。

 

▽ヴァチカン

 今回の旅で一番感激したのは、ヴァチカンの美術館である、彫刻・絵画なども、大きく

存在感がある、特に金色に装飾された通路、こんな立派で美しいものがこの世に存在

するのかと思った。

 

 またヴァチカンは、イタリアが統一された時、宗教の独立を守るため、イタリアの国

のもとに入らないように、現在のヴァチカン以外の土地をイタリアに譲り、共和国に

なったと言われている。

 

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    ヴァチカンの景観

 

▽キリスト教

フランス・イタリアに行っても見られる、キリストの十字架にはりつけになって

いる像とか絵画、見飽きていやになった、これはキリスト教とは何かと理解していな

いせいである。昔修学旅行で関西に行き、寺を見て回ったが全然面白く無かった事を

思いだす。(今は、日本の寺を見て、少し理解できるので、そんなに飽きなくなった)

 

▽旅行について

 以前は、年齢を意識しなかったが、今回の旅は時差ボケなどで疲れた、女性は海外に

 行くと、気持が発散できるようだが、日本と違うので私は少し構えてしまっている。

 

 旅行先では、年配(70歳前)の日本人夫婦・20〜30歳くらいの女性が来ているが、

男性が来ていない、中国人・韓国人などは目にするがどうしたのだろう、何となく、内弁

慶(内で威張っていて、外で元気がない状態)で海外に出て来られないような気がして

ならないし、日本の将来が気になってしょうがない。

 

まだ書き足りない所がありますが別の機会にします。

                           <終わり>

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