フランス・イタリアの旅W(ローマ) 2012.11.24 天笠 富夫 <目次> フランスT フランスU イタリアV イタリアW イタリアX ○フィレンツェからローマへ 今回の旅行で一番楽しみにしていた、ヴァチカン市国にある美術館だ、ともかくすごい と前評判が高い、普通のツアーでは入れないみたいだ。(でも、何かすごいのか具体的に はわからなかった)直接入場するとだいぶ待たされるというので、日本で9時30分入 場の予約をしてもらった。
宿泊先朝6時20分に出て、薄暗い街の中をフィレンツェ駅へ向かう、6時50発ロー マ行きの普通列車でローマに向かう、車両も新幹線並に良くなり、以前は2時間半ほど かかったのが1時間半ほどでローマにつくようになった。
ローマ駅より地下鉄で移動し、ヴァチカン駅に行き美術館の入口より入る、予約されて いるので楽に入れるかと思ったが、他に予約券を持った人が大勢の人が並んでいて、 20分ほど待ってやっと入場できた。
ヴァチカンの外観 ○ヴァチカンの美術館 ヴァチカン市国は、キリスト教のカトリックの総本山で、世界最小の独立国。この国では 独自に通貨・切手も発行し売っていし。政府政庁・放送局・郵便局などを備えている。 ここの美術館は、世界最大級の収蔵数を誇る美術館でゆっくり見ると1週間くらい、か かると言われている。
芸術品としては、ミケランジェロの「最後の審判」とか「ラファエロ」・など「レオナルド ・ダ・ヴィンチ」・「ティツィア」などイタリアを代表する絵とか、彫刻、建物の装飾など 見るところが沢山ある。
美術館内部1 美術館内部2 一番驚いたのは、ここの美術館は一部を除いて、写真を撮って良いというので、写真を とってきた。まず入ると彫刻がずらり並び、天井に絵が飾られ、場所によっては廊下に 絵が飾られていて、入れないようにフェンスでカバーをしていた、壁一杯に大きな絵が かざられ、中には宗教画(キリストに関するもの)が多かった。
美術館内部3 特に圧巻だったのは、100メートル以上あると思われる廊下に、天井に金色の彫刻と 絵をほどこした通路これはすばらしい、日光の東照宮も足元にも及ばない豪華さであ る、これだけを見ただけで今回の旅の良さを感じた。
また絵としてこの美術館を出る、直前にある、ミケランジェロの「最後の審判」とか 多数の宗教画が四方の壁一面に展示されていた、確かに迫力がありすばらしい絵であっ たが撮影禁止になっていた、何人かの外人は写真をとっていたが、日本人としてあまり 公共を乱す事ができなかった。
○サン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン市国にある) 古代ローマ時代の聖ペテロ(ピエトロ)の墓の上に、ローマ皇帝として初めてキリ スト教に改宗したコンスタンティヌスが教会を建立したのが始まりだ、その後建築家・ 芸術家が参集し、今日の大聖堂を造った。
サン・ピエトロ大聖堂に入るには、2つの区分がある、1つは大聖堂の中に直接行く 行き方、2つ目大聖堂の屋上にある展望台を経由して、大聖堂に入るコースがある。 8年前と同じく展望台経由で大聖堂に入るルートを選んだ。
入口で入場券を買いエレベーターで途中まで移動する、その後歩いて展望台まで行く 道は螺旋階段で、体を斜めにしなければ通れない所が、あったりし上から降りて来る 人と交互に通行しなければならない道があったりしたがやっと屋上についた。 大聖堂屋上の景観 大聖堂 屋上から見るとサン・ピエトロ広場には観光客が押しかけて並んで待っている姿が見 える、エレベーターで下に戻り寺院内を見る、まわり全体が重厚で厳かなためクリ スチャンには見所が分かるが、私には、何が重要なのかよく分からない。寺院の内 部の見学を終わりサン・ピエトロ広場の脇にある郵便局に行くと行列なので、並ぶ のをやめた、考えることは皆同じみたいだ。 大聖堂内側1 大聖堂内側2 ○ローマ市内散策 ここより地下鉄で、映画ローマの休日で有名な、スペイン広場に行く、ここは17世紀 にスペインの大使館があったので名前がついている。ともかく人が沢山集まっていてス ペイン階段のところで座って休んでいる人が多い。 スペイン広場 トレヴィの泉
これを脇に見て、トレヴィの泉に向かう、観光用の地図はあまり大雑派でわかりにくい、 前回行った時も1回ですぐに目的地にはつかない。でも街のチヨットひっこんだ所にあ るのをみっけた。泉は、いつ行っても人が沢山いる、背景にあるポーリ宮殿に泉の水 がマツチする、
もつともローマの史跡をみていると、このような潤沢な水をつかったところはなく、ホ ット一息つく。その後つかれたのでジェラート屋(アイスクリーム屋)に入る、ロー マでは有名らしく外まで人が並んでいた。ともかくイタリア人はジェラートが好きだ、 60歳位の男の人が一人で食べに来る、日本では見られない風景である。
ジェラート屋休憩後、パンテオンに行く、ギリシャから影響を受け、紀元前25年に創 建された神殿で609年以後キリスト教の教会に使用されている。このドームの大きさ はサン・ピエロ寺院より大きくローマ最大である、パンテオンに入ると大きな円形の天 窓があり、上をみると不思議に調和がとれて落ち着くのはなぜだろう。
パンテオンの外観
その後近くの、憩いの場ナヴォーナ広場に寄ってローマ駅に戻り、列車でフィレンツェ に帰る。 |