大分の旅U(湯布院)
2022年3月 天笠富夫
○湯布院へ 午前9時30分、別の旅館に泊まっていた長男が、車で迎にきてくれた、ここ より一緒に湯布院まで案内をしてくれるとの事、途中由布岳を見ると、麓の 半分が薄茶色になっている、どうも草を毎年焼いていて、それが枯れて薄茶 色の草がのこっているようだ、
車は、高度を増し由布岳中腹にさしかかった、今はバスが走っていないが由布 岳(1583m)の登山口のバス停があり、小休止するようにした。
周りを見るとマイカーが20台近く停まっていた、降りて登山者がいたので声 をかけると、由布岳は、ここから往復5時間くらいかかるとの事、頂上には 残雪もあると言っていた。若ければ、挑戦したいがそんな気力もない。
湯布院 山腹
由布岳中腹より 湯布院市内を望む
だが景色はすばらしく良い、ここより下って行くと湯布院の街全体見えたが、 更に降りて行ったら金鱗湖に出て、湖畔にある喫茶店に入り景色を見ながら 休憩した。
ここで長男と分かれた。
金鱗湖の喫茶店
○金鱗湖(きんりんこ) 湯布院の街に入り、最初に見たものは、金鱗湖である、噂で聞いた金鱗湖、 湖と言うより小池だ、景色は良いが規模が小さいのでガッカリした。
湖には、魚が泳いでいるのがよく分かる、周りの景色が色と緑の林・川に架 かった木橋・湖畔にある建物が調和がとれていて美しい、湖には、温泉と清水 が流れ込むため、年間を通して水温が高めになり、外気と温度差が、出る。
金鱗湖の景色
そのため、早朝には、霧が発生すると言われる、また、湖畔には、地元の人の ための共同浴場もあり目につく。
湖畔の共同浴場
○湯の坪街道 この道は、金鱗湖周辺から、JRの湯布院駅まで続いている、普段は「軽井沢 銀座」のように人通りが多いと言われている。
60年ほど前のこの道は、農道で「何もない町」と言われ、農家が数軒で牛・ 人・犬ぐらいしかなかったという。
今では、食事処・ 雑貨屋・みやげ屋が並んでいるが、この時期コロナの影響 を受け、観光客も少ないが、ほとんどの店は、閉店していた。
湯の坪街道
昼食時なので、駅の方向に向かって、昼食場所を捜すのに、大変だった。 昼食後駅を捜し、駅の確認をする、駅から山の方向の湯布院岳の景色がすばら しく、その下に「湯の坪街道」が続いているのが見える、ここより宿泊先に行く。
駅からの景観(由布岳)
○宿泊先 宿泊先は、金鱗湖のそばにあり、農家風の建物、非常に味わいがある、昔から 与謝野晶子等の文人などが来ていたようだ、
入口で受付の事務手続きをしていると、客のキャンセルが入ったため、同一 料金で1ランク上の部屋に案内すると言うことで、離れに通してくれた。
広く和風で格調の高い部屋でした、またこの宿泊先には、談話室(休憩室) として土産物屋・などもありゆっくり過ごす事ができた。
宿泊先の景観 −――続く−――
|