鹿児島の旅V 18.07.25 ○鹿児島市内見物 ホテルは城山公園の近くで桜島が見える位置にある、翌朝見ると、雨はあがり桜島 の噴煙が上がっていて、10分もすると、煙が小さくなっていくのが、よく分かった、 噴煙は、観光客には珍しく感じるが、地元の人にとっては、日常茶飯事のようです。
桜島の景観(右側に噴煙が上がっている)
市内を見物するために、鹿児島中央駅に戻り「市街半日コース」の定期観光バスに乗 る、回る場所は、主に3カ所で、城山周辺の史跡・桜島・仙巖園(磯亭)です。
バスの中からの鶴丸城跡
□城山周辺の史跡 城山周辺の史跡を見たが、バスの中からの見学が、多かったので、よく見られなかっ たのが残念だ、城山の山頂にある、城山公園に行く途中、車中で見たものは、照国 神社(薩摩藩11代藩主島津斉彬を祀った神社で、斉彬は、薩摩藩の富国強兵に 成功した名君の一人で西郷隆盛ら幕末に活躍する人材を育てた。)
西郷銅像(顔は東京の上野公園にある銅像より面長) 鶴丸城跡 (石垣のみ残って いる)がある、城山公園の展望所では、錦江湾のそばにある桜島を上から見た後、西 郷洞窟(西郷隆盛が率いる薩軍と政府軍の攻防戦で、城山包囲網の中、西郷隆盛が 過ごした洞窟の事)明治10年西南戦争とよばれ、結局、薩軍は負ける。 (詳細は省略)
西郷洞窟
□桜島 桜島港へ行く、港では、何台もの大型フェリーがあり、バスごと移動する、ここで旅行バ ス8台の加古川の修学旅行の一団とぶつかる、すごい人数だ、昔の団体旅行を思い出す。
バスごと、フェリーからでて、島の中を移動し、湯之平展望所(桜島で登ることのでき る一番高い場所)に向かう、昔は島に入ると、溶岩で一杯であったが、今では、植林 がうまくいっているせいか、あまり溶岩がめだたなくなった。
湯之平展望所では、噴煙があがり、鹿児島市内の街並みがよく見える、すばらしい景色 だ、フェリーに桜島港に戻り、市内を通り仙巖園へいく、
桜島定期船(フェリー)
桜島 湯之平展望所
□仙巖園 仙巖園は、別名磯亭といわれ、代々島津藩主の別邸で、海岸沿いにあり、景観がすばら しいところだ。ここには島津の御殿もあり、庭園も併設されている。 正面入り口より中に入ると、島津斉彬が造ったものとして、庭には反射炉跡がある、 これは鉄製大砲の鋳造のために造った、当時、実物を見ないで、オランダの書物を 参考にして建設したにものだと言う。
中には、薩摩切子工場、吹きガラスからカット・磨きまでの製作過程を高度技術の ガラス製品を造り、その他時代に、先駆けて、近代化・工業化に取り組み、日本 最初の洋式工場群をつくつた、それが園内にある尚古集成館で展示されている。
反射炉跡
庭園の右奥には、桜島が見え、NHK大河ドラマで斉彬と西郷が相撲をとった場所 がある、その海岸沿いには、鉄道が並行して走っている、広々とし、美しい 庭だ、
別邸
庭園内をゆっくり見るには、定期観光バスツアーでは、時間の制約があるため、回りき れなかった、考えるだけで、尚古集成館・別邸の内部・薩摩切り子工場等見られな かった、ここから、終着点の鹿児島中央に戻り、鹿児島空港を経由し東京帰った。
庭園からの桜島
○おわりに 以前来た時は、西鹿児島で昼間から飲んでいる二人連れに路上で声をかけられ、一升 瓶をもって焼酎を飲んでいけと勧められた、今では、そのような雰囲気もなくなり、街 も様変わりしていて、便利になり都市化されていた。
だが、旅行中に接した、鹿児島の地元の人々は、いつも桜島の噴煙を見ていて自然との 共生を意識しているせいか、昔のように、大らかで、非常に元気なのは変わっていない。
鹿児島を2泊3日で観光したが、見切れず、特に知覧・城山の周辺・仙巖園等は、よく みられなかった、できたら別の機会にまた来たいと思っています。 ―――終わり――― |