バンコック(アユタヤ・終わりに)  2013.02.28 天笠 富夫

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―――――――――――アユタヤの歴史(1351年〜1767年―――――――――――

 アユタヤの遺跡を見る上で、理解を深めるため、アユタヤの歴史をまとめてみました。

 

    アユタヤは、タイの中部にある、(バンコック北75Kメートルに位置する)

タイ族の王朝。初代のウートン王は、国内統一のためにセイロンから

高僧を招き、小乗仏教を国家の公式の宗教にした。

 

   この王朝は、全盛期にはカンボジアからビルマまで領土を拡大し、東南

アジア最大の勢力になったが、1767年ビルマ軍の侵攻にあって徹底的に

破壊され亡ぼされた。

 

―――――――――――――アユタヤの観光――――――――――――――――――

9:30 ホテルに車が迎いにくる、運転手は、昨日行った王宮のまわりと指示されてい

たらしい、予約センターに苦情の電話をすると、運転手の勘違いとのこと、こんな事は

予約センターの間違いだ、タイ語しかわからない、運転手に責任をなすりつけたような

気がする。

 

運転手は、アユタヤ周りの地図を持ってこないようだが、ダイタイ分かるみたいなので

出発をした。

 

昔はアユタヤまでは以前2.5時間くらいかかったが、今は高速道路が整備され1.5時間ぐ

らいで行けるという、確かに高速道路で速くなったが、高速道路のかなりの部分がアス

ファルトでなく、コンクリトを使用しているため、つなぎ目になると音と衝撃が発生し

気になった。

 

都心の高層ビル街を出て田園風景を通り、しばらく行くとアユタヤに入って行く、

「いすず」「PANASONIC」「HONDA」などの日本メーカーの看板を目にするようにな

る、この辺は2年前に、川が氾濫し洪水になり、この近くにあった工場団地が水びたし

になったところだ。

 

(ワット・プラスリ・サンペット寺院跡)

やがて遺跡群のあるラマ公園へ到着した、公園内に入ると、象が観光客を乗せて公園の

周りを巡回していた。ここは、アユタヤの王宮跡の近くで、ワット・プラスリ・サンペ

ット寺院跡がある、以前は高さ16メートル高さの黄金の釈迦立像などがあったそうだが

18世紀にビルマ軍によりほとんど破壊され、3基の釣鐘型のパゴダ(仏塔)が並び・再建さ

れた寺院跡・王宮の庭の池などが残っている。

 

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(ワット・ラプチャプラナ)

ワット・プラスリ・サンペット寺院跡より少し行くと、観光客は、少ないが、クメー

ル式の巨大な塔堂(プラーン)があり、工事中であった。この工事中の一番大きな塔を登っ

ていくと、塔の内部に入る細い道があったので、ドンドン先に行き、梯子があったので

降りていくと、地下一杯に絵画があった、どうもタイで最古の絵らしいろ。

 

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(ワット・プラ・マハタート)

この寺院は、以前にも来たことがあり、観光客も多い、ここの寺院は、仏塔44メートル

の建造物あったらしい、ここもビルマ軍に破壊され今は土台のみしか残っていないが、

ここから先ほど見たワット・ラプチャプラナの塔堂が良く見え景色は良い、またここに

は、壊された仏像の頭部が、菩提樹の木の根に取り込まれて残っている。

 

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(昼食)

昼食は川に面した渡し場風の、食堂を案内してくれた、通常の客だと外から見て全然わ

からない中は観光客・地元の人で混んでいた。タイカレー・サラダ・チャハン・ヤキソ

バみたいなもの等と、ここで有名な川エビを頼んだ、川エビといっても伊勢エビの半分

くらいな大きさ 20CMくらいで、伊勢をエビ食べているようにおいしい。

 

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また、この食堂の景観も良い、比較的大きい観光船、地元の人が輸送に使っている小舟

新旧の文化が入り乱れゆっくりとした川の流れに乗って動いている。残念ながら、いつ

か古いものがなくなるのではないかと思われる、このようなゆっくり流れる川の風景

は、見ていてホットする、日本では、四国の四万十川ぐらいしかないのかもしれない。

(但し、私は四万十川には、行ったことはないので想像です)

 

(ワット・チヤイ・ワターナラーム)

この寺院は、観光客も少なく、整備中で中に入れなかったが、外側からみても美しい、

一番アユタヤの王宮から遠いため、ビルマ軍の破壊の被害が一番少なかった場所ではな

いかと思われる。どうもアユタヤに誘ったのは、ここを見せに連れてきたかったのかも

しれない、ともかく美しく満足した、これでアユタヤの遺跡巡りが終わり、ホテルに

戻った。

 

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翌日はホテルでゆったりし、バンコック空港経由羽田にもどり今回の旅は終わった。

 

―――――――――――――終 わ り に――――――――――――――――――――

 16年ぶりに見た、バンコックは変わっていた、高層ビルも多くなり、人々も希望があ

ふれ、元気そうでいい顔をしていた、交通機関として市内では、モノレール・地下鉄(

本が援助して造ったみたい)が造られたり、高速道路が拡充し、オートバイが少なくなり

交通渋滞が緩和しているように思われる。

 

変わらない面として,市内を歩いていても、バンコックは、治安が良く、いつも落ち着い

ていて安心して歩ける。

 

終わりに気がついた事をまとめてみました。

「日常関連」

*タクシー

タクシーは、短距離だと200円くらいなので非常に安い、中にはメーターがないもの

もあり、メーターがないものは、その都度料金交渉が必要で煩わしいので注意が必要。

ホテルに出入りしているタクシーは、問題があると連絡され、ホテルの出入りが禁止

になるそうだ、だから運転手も緊張感をもってやっているのがよくわかった。

 

*ホテル

 ホテルは1万円弱で、かなり良いホテルに泊まれる、中の従業員は、非常に親日的で

態度オハヨウゴザイマス コンニチハ コンバンハ イラッシャイマセと声をかけて

くる、馴れてくると、ラウンジの女性が日本語を覚えようと、一生懸命日本語どう

言うのかと聞いてくる、日本人は良いお客さんなのかも知れない。

 

「観光関連」

*バンコック

王宮は、昔は工事中でよく見られなかった、今は、きれいになり工事はほとんど完成さ

れて、できあがった建物はすばらしい、王宮の隣りにあるワット・ポー寺院にある釈迦

の涅槃仏(横になつている姿)は、インドは暑いので昼寝をしている姿だと最初は思っ

ていたが、釈迦が亡くなる姿を表しているという、仏教の知識がない事を思い知った。

 

市内には他に見てみたい「暁の寺」はじめ沢山あり、タイの奥深さを感じた。

 

*アユタヤ

アユタヤに行って見えた事、周りが仏教国である、ラオス・カンボジア・ビルマなど

あるが、お互い争っていたのが良く分かった。アユタヤは「山田長政」とか日本の工場

団地もあり、なぜか昔から日本に関連があるのか興味がある。

 

タイはまた、来てみたいところです。

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   アユタヤの景観

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                             2012.12.292013.01.03

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