バンコックの旅 (王宮とその周辺) 2013.02.19 天笠 富夫 ――――――――――――――タ イ の 歴 史――――――――――――――― タイの史跡を見ているとタイの歴史が分からないと、理解できない点が出てきました ので、タイの歴史を大雑把に整理してみました。 ○11〜12世紀 クメール帝国の支配(現カンボジアを中心とした、クメール人の国) ○スコタイ王朝 1248〜1438 タイ族による初の統一国家 スコタイ市が中心 ○アユタヤ王朝 1351〜1767 スコタイ王朝時代の貿易の中心地アユタヤに王朝をつくった ○トンブリー王朝 1767〜1782 アユタヤ王朝の武将であったタクシンが、アユタヤ没落後挙兵し、 アユタヤをビルマから奪還しトンブリーに新都を造った (バンコックからチャオプラヤー川を越えたところ) ○チャクリー王朝 1782〜現在 トンブリー王朝の軍司令官だったチャクリーがバンコックに 王朝を開く、1932年から絶対君主制から立憲君主制に変更
―――――――――――王 宮(チャクリー王朝)―――――――――――――――― AM11:30予約してある車を利用し、王宮へ行った、元旦のせいかもしれないが、相変わら ず王宮付近は混んでいる、車を降り王宮に向かう、入場料は400バーツ(日本円で1300 円)でタイでは少し高い、入場券を買い先に進むと、半ズボン・ミニースカートなどのチ エックが入り、問題があると覆う衣類を買わされる、観光客も多くい、中に入ると絢爛 たる建物がならび素晴らしい。
ここの王宮には、現在の王室の守護寺院通称エメラルド寺院(ワット・プラ・ケオの本堂 にエメラルドの仏が安置されている)もあったが、見る人の行列が長いので割愛した。 王宮の建造物はすばらしいが、建造物自身の意味が分からなかった、ただ同じ仏教で も、小乗仏教のせいか、タイの建造物は、日本の仏教の建造物より派手である、(理由 は分からない、)
またタイの人々は、仏像に対して本物のつぼみのついた蓮の花を供えている姿に、日本 での、お釈迦さまの仏像の脇によく蓮の花がおかれているのがなんとなく、仏教の源流 をみたような気がした。
王宮景色1
<大乗仏教・小乗仏教について> ・大乗仏教→物事にとらわれず、大らかな心で、他人の事を考えて みようとし、目を外に向ける考え方 中国・日本に伝わった ・小乗仏教→人間の欲望は、迷いの元として、厳しく自分を律して、目を内 に向けていく考え方 セイロン・ビルマ・タイに伝わった ・興味ある人は、調べてみて下さい。 王宮景色2 王宮景色3 ―――――――――――――――ワット・ポー寺院―――――――――――――――― 王宮を出て、近くにワット・ポー寺院があり、この寺の創建は14〜18世紀アユタヤ王朝 時代と伝えられ、バンコック最古の寺院で、大寝釈迦物で有名、長さ49メートル高さ 12メートル 足裏には螺細細工の模様がある。
涅槃物像
中に入ると、金箔をほどこした涅槃物像(釈迦の入滅姿←なくなる寸前)が本堂一杯に収め られている。入り口は、頭と顔近くで、入り口より入りこの像を一回り周ることがで きる、足元にいくと巨大な足の裏が見られ、背中のほうに回ると、脇に大きな鉢が並べ られていた。タイの人々は鉢の前を通るとき、手を合わせ祈りながら小銭を鉢に入れて いた、考えてみたら、日本の賽銭箱と同じである。
涅槃物像を見て出ようとしたが、後ろの方に別の建造物が並んでいるのが分かった、こ この寺は、王宮より派手さがないが、見応えもがあり、観光客も少ないためゆっくり見 る事ができた。
ワット・ポー寺院景観1 ワット・ポー寺院景観2
―――――――――――――――桟 橋 周 辺―――――――――――――― ワット・ポー寺院より、歩き川の桟橋にでて、チャオプラヤー川を船で渡り、ワット・ アルン寺院に行こうとした、この寺は、三島由紀夫の小説「暁の寺」という名で有名な 所で、陶器の破片で覆われた79メートルの塔があり、トンブリー王朝の守護寺院であ る。非常に興味があったが、船が出る川の桟橋に行くと待つ人の行列が長いので行くの を取りやめた。
売店
桟橋の周りは、日本の祭り時の屋台で焼き鳥および焼肉・お好み焼き風の食べ物が並べ られ売られていたり、干し魚および菓子なども並べられ非常に活気がある。
トゥクトゥク
道路をみると昔ながらのトゥクトゥクというバンコクの名物の三輪車乗り物がたむろし ていた。
以前トゥクトゥクに乗ったら目的地にすぐ行かず、みやげもの屋によってもで、良いか と言われOKをだすと絹衣料品を売る店につれていかれた、運転手達はどうも観光客を 連れて行くと店からガソリンをもらえたらしい、
更に運転手は、図にのり、目的地に行かず、もう一つ土産物屋に寄って案内する始末で 途中で降りた事を思い出す。地元になれない人はトゥクトゥクに乗らないほうがよい、 トラブルを起こしたら、観光にあまり良い思い出として残らない、そんな感傷にひたり ながら予約した車に乗りホテルに戻った。 <続く> |