伊豆伊東の旅 後編      天笠富夫

伊東・宿泊先

駅に戻り、普通列車を待ち伊東駅に戻る、伊東駅構内には、喫茶店・みやげもの屋

などがコンパクトに整備されていた。

 

ここより、徒歩7分「界 伊東」まで歩く、館内は和風で統一されているが、これは

と言う特徴はなかった、風呂は露天に人工的な滝があり、風呂の湯はぬるいが暖まる。

 

東海館

  松川沿いからの東海館

 

翌日、伊東温泉観光 文化施設「東海館」にいく、この建物は、3階建てで、屋上に

は「望楼」(遠くを見るための高い建物)がある、この東海館は昭和3年に庶民の

温泉宿として開業して賑わった。

 

建物は、当時の職人達が腕をふるった自慢の建物で、桧や杉等をふんだんに使った

建物といわれているが、平成9年に廃館後、伊東市に寄贈され、平成13年に観光施

設として、新しく生まれ変わった。

   東海館 玄関

 

ここは、宿泊先より徒歩10分くらいにあり、伊東の温泉街松川沿いにあり、玄関は唐

破風で中央が凸型で、両端が凹型になっている、ともかく立派な玄関より入ると1

には、風呂があったが、現在でも曜日により別途料金で利用できる、との事でした。

 

2階には、伊東ゆかりの人の、常設館になっていて、三浦按針(江戸時代の人・伊東

にメモリアルパークがある)・伊東祐親(平安末期の伊豆伊東の豪族)・東郷平八郎

 (明治時代の軍人 伊東に別荘があった)他などを展示されていた。

   3階大広間

3階には、120畳の大広間があり、毎晩温泉客の宴席がもうけられていた、3階の上

にある「望楼」は開放されていなかった。

 

ともかく、廊下とか階段とか、しっかり保存されている、建築などに興味がある人

には、ゆっくり見学して回ると2時間以上かかると言われた、タイムスリップした

ように感じた。

 

  旅館内廊下

 

おわりに

ここより、伊東駅に戻ったら、普通列車に、伊豆急の特急黒船の車両が使われてい

て、やっと展望席に座ることができた。

 

また小田原から小田急に乗り新宿経が

由で帰ったが、小田急線は早朝・京王線は午後そ

れぞれ人身事故があり、予定通り帰れなかった、本当に電車の事故が多く困ったもの

ですね。

 

30年振りに伊豆伊東周辺に行ったが、昔は、旅館の「ハトヤ」が有名でしたが、

活気がなくなっているように感じた。

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