伊豆大島 前編 2019.07
○はじめに 今回は、新聞広告に旅行案内が掲載されていたのを見て、行こうとした、旅行内容 は、浜松町の竹芝桟橋より出発で、往復のジエット船の交通費含め1泊2日の、 季節限定の旅で費用は、1万3千円との事でした。
調べてみると費用が安いのは、閑散期に東海汽船が130周年にちなんで格安ツア ーを組んだみたいです、ともかく余り期待をしないで、友人のMさんと行きました。
○出発 竹芝桟橋 出発当日は、梅雨らしく、時々小雨が降っていた、竹芝桟橋より、小型のジエット 船に乗船した、最高時速80km、高速のため午前8時45分に出発し10時30分に 大島岡田港に着いた。 <大島の発着港> 港は、共に東京寄りにあり、元町港と岡田港が準備されている、 天候により早朝どちらの港を使うか決めているみたいです。
考えてみると大島は50年振りで、昔来た時は、ジエット船は無く、時間もかかり夜 10時に出発し、大島沖で時間調整をして翌日の午前5時頃に大島に着き、時間的距 離が短くなり便利になった事に驚きました。
竹芝桟橋港
○岡田港・元町港 岡田港はリニューアルされていて、非常に新しい建物になっていて、港は活性化して いた、ここより昔行った事のある、波浮港へ行くためのルートを観光案内所で聞く と、直接波浮港へ向かうバスはなく、元町港経由でしか行けないとの事でした。
岡田港
バスで、大島飛行場の近くを通り、昔は、大島の玄関口であった、元町港に移動した、 元町港は、島の各地へ行くバスがあったが、船の発着がないせいか、静かで待合室で じっと待っていた、島民は慣れているせいか落ち着いている。
1時間ほど待つと波浮港に向かうバスがきて、乗った。
元町港の案内
元町港(空)
○元町港から波浮港 元町港から波浮港へバスで30分、途中大島では別名「バウムクーヘン」と呼ばれて る地層断面図が崖に見られる、これは、1万5千年以上の前から、100〜150年に1 回の火山の大噴火により、火山灰の降下堆積物が幾重にも積み重なり模様を作り、 100層以上になっていて、ケーキの「バウムクーヘン」に似ている、本当に火山の 噴火史がわかり驚く。
地層断面図(車窓からの景色)
○波浮港(はぶこう) <歴史> 後で調べると、波浮港は噴火口に雨水が溜まり、波浮池と呼ばれていた 池があったが、1703年(元禄12年)元禄の大地震があり、津波により池 が海とつながり、1800年(寛政12年)に開拓事業が行われ、風待ち港と して開港した。
波浮港全景
波浮港は、大島で最南端の港で、天気の良い時は、隣の島利島も良く見える、港の 大きさは、元町港・岡田港より大きく、昔ながらの木造の建物が並び、日本的な 雰囲気残している。(50年前には銭湯もあったのを覚えている)
文化的には、明治・大正・昭和にかけて多彩な文人・墨客・貴人がきて、いろんな 作品を残している。
小雨の中バスを波浮港で降りる時、運転手が、この先に肉屋があり、コロッケが おいしいから食べなさいと勧められたが、全く気に留めずに街並みの中をどん どん進んで、記念碑・建物等を見て回った、
文学の散歩碑
旧 旅館(みなとや) 現在踊り子の里として展示使用
波浮港 街並み
街並みに商店はあるが、店が閉じられていた、だが港の端に鵜飼商店があり、コロッ ケの販売をしていた、バス停に戻りながら、昼食場所を探していたが、全く無かった。
同行者のMは、昼食にコロッケを買いに一軒開いていた商店を目指し戻った、1コ 95円でお婆さんが、注文の都度揚げてくれたそうです、食べると、味も良く、安 くて、とても美味しかった。
ここより、元町港経由岡田港に戻り、三原山の中腹にある、宿泊先の大島温泉ホテルに 行った ―――続く――― |