松坂・伊勢の旅・後編  2016.10.20

 

○賢島・鳥羽

 賢島のホテルを出て、近鉄の鳥羽駅にいく、駅前にはホテル戸田屋があり、30

年前に来たときは、周りに大きな建物もなく、偉容をほこっていたが、今はあま

りめだたなくなった。

 

鳥羽駅にある、バスターミナルより、ガイドさん付き、伊勢神宮を案内する観

光バスを利用した、(路線バスでも回れるが、荷物もあり手間がかかるため、)

 

○伊勢神宮について

途中ガイドさんから伊勢神宮の詳細な説明もありました、歴史もあり、色々

な決め事もあり、それをまとめてみた。

 

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  五十鈴川  内宮内に流れている

 

 <伊勢神宮の祭神>

   伊勢神宮には、内宮と外宮がある、内宮の祭神は、天照大御神

(あまてらすおおみのかみ)で日本人の総氏神といわれる存在です。

 

   外宮の祭神は、豊受大御神(とようけ おおみのかみ)で天照大御神

の食事をつかさどり、産業や食事に関する神様です。

その他分家のようなものとして「別宮」がある。

 

<参拝方法>

   参拝する順序は、外宮から内宮に回るのが慣わしです。

参道を歩く時、中央を歩くのは、タブーです、内宮は右側通行・外宮

は左側通行と決められ、鳥居の前では軽く一礼する。

 

正宮(内宮・外宮建物)に、お詣りする前に、手水舎で手と口を清め

る、(方法省略)

 

内宮での清め方として2つあり、手水舎と「五十鈴川」で流れに

手を浸す方法がある。

 

拝礼は「二拝二拍手一礼」でおこない、願い事は個人的なものは、

受け付けないそうです。(その他に決め事があるかもしれません)

 

<遷宮について>

 内宮・外宮は、20年に一度、社殿を更新し、新たな社殿に

神体を移す、最近では平成25年に行われた。 

 

<江戸時代の伊勢参りについて>

   伊勢参りは、江戸時代、御師(おんし←案内人)が、活躍し、民衆

に伊勢信仰の布教をした、そのため庶民の移動、特に農民の移動に

は、厳しい制限があったが、伊勢神宮参詣に関しては、ほとんど

許されたという、行程は江戸から片道15日くらいかかった。

 

○外宮

 

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  外宮 神楽殿

外宮の入口は、火除け橋だ、防火のために、堀川の上に架けられた橋を

左側通行で渡ると、手水舎があり、ヒシャクで水をすくい、手と口を清め

奥へ進む。

 

参道を進むと、第一の鳥居があり、頭をさげ、鳥居をくぐり、先に進むと

左側に、まがたま池(まがたまの形をした池)や外宮神楽殿(神楽や祈祷を

行う所)あり、右側に、古殿地(正宮と同じ敷地で、前回の遷宮まで御殿が

たっていた場所)が見える。

 

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  古殿地

 

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  外宮の正殿

 

ここより少し進むと、左側に鳥居があり、その少し上に外宮の正宮があり、

「二拝二拍手一礼」をした。正宮は鳥居の下まで写真は許可されているが、

それ以上先は、写真は禁止であった。

 

さすがに伊勢神宮、禁止地区で写真を知っている人はいなかった。

 

○内宮

 

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  内宮入口  宇治橋

 

外宮よりバスで移動し内宮に着く、内宮は外宮より、非常に、賑やかで、

おごそかである、内宮の入口は、「五十鈴川」にかかる、宇治橋である、

 

宇治橋の入口にかかる、鳥居くぐり、右側通行で、橋を渡ると、宇治橋

の出口に鳥居があり、ここから日常世界から、神聖な世界への入口です

と示されるようだ。

 

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  内宮の正殿

 

宇治橋を渡ると、「手水舎」と「御手洗場(五十鈴川)」があり、清め方

は「御手洗場」を選択し、川で手を洗いました。

 

内宮は外宮より、広く、奥に行くと、内宮神楽殿を経由して行くと、左手に

正宮皇大神宮があり、階段を昇って、鳥居をくぐると、正面に正宮、左の奥

の方に、前回の遷宮まで正宮の土地が空けられていた。

 

内宮にも、別宮も、付随してあるが、時間がないので、見ないで、宇治橋を渡

り内宮の参拝を終了した。

 

○おはらい町・おかげ横丁

 宇治橋から五十鈴川に沿って800メートル石畳が敷かれた、昔ながらの

 町並みが続き、おはらい町と呼ばれている、お土産屋・食事処があり、非常に

混んでいる、休日だとかなりの人出が考えられる。

 

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  おはらい町の町並

 

 おはらい町の中ほどにまで進と、「おかげ横丁」がある、ここは、「赤福」の社長が、

約300年間 変わらず商いを続けてきたのは、お伊勢さんの「おかげ」という気

持で造った そうです。

 

また、ここでは、食べ物として、赤福餅・伊勢うどん・てこね寿司などが有名であ

るが、それぞれの店に入り、赤福と、てこね寿司を食べた、赤福は評判どおり、お

いしかつた。

  <てこね寿司>

    鰹や鮪をショウユ漬けして、酢とあわせた寿司

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 赤福の店

 

この後、内宮と外宮の中間にある、別宮月讀宮(つきよむのみや)に行く

 

○月讀宮(つきよむのみや)

 

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月讀尊(天照大御神の弟が祭神) 月讀荒御魂宮(月讀尊の魂の祭神←神様の

霊魂を2つま祀つられる事もある) 伊佐奈岐宮(イザナギ 日本神話の男神

)伊佐奈弥宮の(イザナミ日本神話の女神)が祀られ、4つの社殿が有る、

 

塀に囲まれた内宮・外宮の建物と違い、それぞれの社殿がよく分かり、各社殿

にお詣りでき、お賽銭が4倍かかるが、非常に落ち着き、気持が安らぐ場所だ。

 

 

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 月讀宮

 

ここより、バスで近鉄宇治山田駅に移動する。

 

 <参考>

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○観光特急しまかぜ

宇治山田では、観光バスと鉄道との接続がよくないので、費用が少し高いが、

思い切って、1日1往復しか走っていない近鉄 観光特急しまかぜに乗る。

 

車両は、一列三席で、座席は、ひろく、今まで経験したことがないほどクツシ

ョンが良い、せっかく乗ったのでサロンの車両に行った、サロン席に座り、外

の景色を見ながら、ゆっくりコーヒーを飲み至福の時を味わった。

 

名古屋経由で東京へ帰った。

 

○おわりに

 台風は、近くを通ったが、幸運な事に雨に降られなかつた、印象的だったのは、

松坂では、有名な松坂牛の肉をたべたり、志摩の賢島では、サミットの会場の

ホテルに泊まったり、伊勢神宮では、ガイド付きで案内してもらい、伝統と歴

史の深さを感じた、楽しい旅でした。

 

                         ――――END――――

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