木曽路の旅・後編  2016.09.10

○馬籠宿

午前10時にタクシーがホテルに迎に来た、運転手は、勤続30年年齢は、65

歳ぐらいの人で、行き先を相談した結果、馬籠宿・阿寺渓谷・奈良井宿を案内し

て貰う事にした、

 

ホテルからゆっくり車で走って馬籠宿に向かう、途中に昔の旅籠とか、石畳の山

道が時々みえる、また、その道をハイキングがてら、歩いている人もいる、外人

も多く、気持よさそうに歩いているので、うらやましい限りである、やがて20

分ほどすると馬籠峠を越え馬籠宿の高札場に着く。

 

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 中山道 石畳道

 

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 馬籠宿町並

 

 

ここより馬籠宿町並みは、どんどん降りて行くとある、本陣・脇本陣などは妻籠

宿と同じようにある、島崎藤村の生誕の地で記念館があったりしたが、あまり興

味が湧かなかったので省略する。

 

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町並み全体は、妻籠宿より短く、前日見たので、あまり感激はなかつた。事前

知識は何も無かったが、ここより30分ほど木曽福島の方向へ戻り阿寺(あてら

)渓谷に向かう。

 

○阿寺渓谷

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 水がきれいな阿寺川

 

阿寺渓谷は、阿寺川(木曽川の支流)に沿ってあり、全体は国有地で、上流には、

集落もダムもなく、手つかずの自然があるという、道は車が一台やっと通れるほ

どの道路を登っていく、ヒノキの美林が続き、昔は森林の伐採もやっていて、森

林鉄道跡も残っているが、

 

あまり車も来ない、遊歩道があり、つり橋があったり、鳥の鳴き声も聞こえ、所

々に滝が見られる、動物も熊・鹿・猿などがいる、少し上流にいくと、川の水が

エメラルドグリーンになり非常に美しい、できたらこのまま残しておきたい場所

である。

 

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 吊り橋

 

木曽福島に、少し寄り道をして、車中より、火事で焼けた後、再建された代官

屋敷と関所を見て、塩尻方面に向かいながら鳥居峠を越え奈良井宿に行く。

 

○奈良井宿

奈良井宿は、JR東海・中央線奈良井駅の傍にあり、近くに「道の駅」もあり、

今まで見てきた、木曽福島・妻籠宿・馬籠宿より、町並が大きく1キロメートル

もあり、寺も多く、最も賑わったと言われている、だが、町並みは、どこも同じ

ように見え感激はしなかった。

 

また、「道の駅」をみると、野菜・山菜類が並べられていない、話しを聞いてみ

ると、木曽の 土地が恵まれていないので、産物が少なく、加工品しかないと言

う、珍しい「道の駅」である。

 

でも、「道の駅」のそばにある、奈良井川(信濃川の支流)には、奈良井大橋と

いうヒノキで造られた橋がかかっていて非常に立派で目につく、

 

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  奈良井宿町並み

 

ここより、路線バスで新宿に戻り旅は終わる。

 

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  奈良井 大橋

 

○終わりに

木曽は、御嶽山の噴火後観光客が激減したが、やっと戻ってきたみたいです、木

曽路は、昔の建物が良く保存されている上、宿場が沢山ある事に感心する、

 

数えてみると、この狭い場所に11もの宿場があるのは、各宿場が収容人員が、

少ないため、分かれて宿泊していたみたいだ、昔の旅籠風の旅館も今でも営業

していて、珍しさから外国人がよく泊まりに来るそうです、好奇心に負けそう

です、

 

またこの地で、有名な人は、島崎藤村と木曽義仲等ですが、事前に良く調べて

いないので分からない、ともかく、不明な部分が多い、宿場周り・御嶽山・開田

高原・木曽義仲の歴史を訪ねるなど折りがあったら又来たいと思っています。

 

                          ――――END――――

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