足尾銅山U後編  2015.10.30  天笠 富夫

TOPへ     目次へ     前編へ

  

○間藤(まどう)駅

古河掛水倶楽部より、渡瀬川に沿って、間藤(まどう)駅まで歩く、間藤駅は、わたら

せ渓谷鉄道の終点で、無人駅であるが、隣で自転車有料貸し出しをやっていた。

 

 

前回来た時によく見ていない所をゆっくり見るために、自転車を借りて、わたらせ川の

上流に向かって進んでいった。

 

○本山製錬所・龍蔵寺

自転車で坂道を登っていくと、左側に銅鉱石から金属を造る本山製錬所跡(国指定史跡

)と巨大煙突を見ながらいくと、右側に龍蔵寺が見えてきた。龍蔵寺は、銅山に一生を

ささげた渡り工夫の墓があったり、廃村松木村の無縁塔などがある。

 

 本山精錬所跡

 龍蔵寺 無縁塔

 

寺に入り、無縁塔から見て、わたらせ川対岸に本山製錬所を見ると亡くなった人が喜ん

で葬られているのか、複雑な気がしてならない。

 

○銅(あかがね)親水公園

更に奥に進んでいくと、足尾砂防ダムを中心とする公園で、景観が非常に良い

 

 

 

 

○終わりに

ここから、間藤駅に戻り、足尾の旅は終わった、全体的印象として、他の観光客は

いないので寂しい、また廃墟みたい所が多いが、環境を考える場として、見応えが

あり、銅山の功績とそれに伴う影の部分とその対策などテーマを決めて、もっと強

調した方が良いと思われる。

 

                          ―――終わり―――