北海道のガーデンを訪ねる旅 前編  2014.07.17 天笠 富夫

 目次      次へ

―――――――――――――――は じ め に―――――――――――――――――

11月に古希(70歳)になるので、お祝いとして旅行代を出してくれるという、好意

を有り難く受け、どこに行こうか決めようとした、北海道と沖縄が候補に挙がった。

 

以前に行った事のある、北海道のラベンダーの咲く富田ファーム・ジャガイモ畑の花を

もう一度見てみたいと思い北海道にした。調べると、花を中心として見て歩くツアーが

あり申し込んだ、それは道内に散在している8箇所のガーデンを訪ねる2泊3日の旅だ。

 

私自身、決して、花とか樹木の知識があるわけではない、ただ美しい物を見たいと言う

好奇心からだ。

 

出発は羽田空港からだ、新千歳空港でツアーに合流する、今回の参加者は少なく21名

で、その内男性は4人、圧倒的に女性が多い(女性の年齢40から80歳ぐらいである)

 

千歳空港から、ともかく45人乗りバスに参加者21名が乗りスタートした。

 

――――――――――――――初日のガーデンツアー――――――――――――――――

○上野ファーム

バスで、3時間ほど乗って、旭川の旭山動物園の近くにある、上野ファームに行く、

他のツアーの観光バスも、2台きている、このようなツアーは、今、人気なのかもし

れない。

P7053523B.jpg

 

P7053505B.jpg

 

このファームは、名前の通り、周りに農場があり、裏に丘がある、庭は英国の庭を

ベースに造っていると言われている。白樺の並木とか、レンガ垣根と庭にある花との

バランスが良く美しい。

 

P7053510B.jpg

 

また、丘の上に登ると、さわやかな風が吹き、周りの農園が見渡せてすばらしい景色だ。

 

○大雪 森のガーデン

「大雪 森のガーデン」は、上野ファームから、1時間ほど大雪山方向に、移動した

山の麓の中腹にある。

 

P7053551B.jpg

 

このガーデンの若い女性の説明員が案内をしてくれた、ガーデンに見られる植物は、

高山植物が中心、設備は良いが、説明員は、説明がうまくなく、この先この調子だと

他のガーデンを回っても、感動をえられず、飽きてしまいそうな感じがした。

 

P7053556B.jpg

 バスで40分乗り層雲峡に行く。

 

○層雲峡

 層雲峡を通りホテルに向かう、2002年に来た時より、道路が広くなり、迫力も

 無くなり名前負けのような感じがした。

 

ガイドさんの説明には、有名な滝「流星の滝」「銀河の滝」には触れない、後で調べたら

道路の両岸は柱状節理の岩盤で落石が多発し、事故があったので、道路は迂回道路を

造り、自転車などの通行も禁止されたという。

(昔自転車を借りて早朝に滝を見にいったのを思い出す、事故を嫌い説明しなかったの

かもしれない。)

 

P7063569C.jpg

 

やっと、初日の宿泊先、「ホテル大雪」に入る、部屋からの景観、対岸の山を見ると落

石の跡が見え山の岩盤のもろさが分かった。

 

――――――――――――――2日目のガーデンツアー―――――――――――――

○ファーム富田

 ホテルからバスで、2時間30分ファーム富田へ行く、富田は入場料とらず、ラベン

ダー畑の花を見せて、客を集め、販売品として、ラベンダーを加工し化粧品・食料品

・小物などを造り、ラベンダー一筋でやってきた農園です。

 

P7063595B.jpg

    ラベンダー畑

2003年7月早朝に来た時、天皇両陛下が来られた1時間後に行った事があり、

その時は早朝のせいもあり、観光客も少なく、整理整頓もされていて気持が良かった

のを、覚えている。

 

P7063600B.jpg

 

今回は、観光客も多いいが、花も紫色のラベンダーはじめ、赤のボビー・ピンクの小町

草・オレンジのポビーなどが虹のように植えられていて、相変わらずきれいだ。

バスで20分移動して富良野の「風のガーデン」に行く。

 

○風のガーデン

富良野プリンスのそばにあり、西武グループで運営している。場所はゴルフ場の中に

あり、移動するのに、専用の車で3分ぐらいの所にある。

P7063617C.jpg

ガーデンデザインは、上野砂由紀さんで、「上野ファーム」もデザインした人です。

ガーデンは、英国風で花を見ていると名前の通りさわやかな風が吹いていて気持が良い。

 

P7063618B.jpg

更に、バスで3時間移動して、富良野から十勝にある真鍋庭園に行く

 

○真鍋庭園

住宅地の中にある、真鍋庭園は、樹木の生産販売の見本園としてつくられた、中に日本

庭園・西洋風庭園・風景式庭園で構成されている。この庭園の中に、大正天皇が皇太子

の時に、「お休み所」として使用された「真正閣」という名の建物もあった。

 

P7063638C.jpg

 

庭の内部は、男性社員が説明してくれた、庭の景観もすばらしい、樹木として針葉樹

が中心、松・ニセアカシヤ・柳などが印象に残った。

 

 真鍋庭園からバスで10分移動してホテルに入る。

 

○十勝(ホテル 北海道)

帯広の市内にあるホテルに泊まる、こぢんまりしていて、外観は旧北海道道庁のイメ

ージを浮かべるような赤のレンガ模様である、しかも、従業員の教育が徹底してい

て、客が困ったり、迷っていそうだと、すぐ声をかけ、飛んでくる、すごくフット

ワークの良いホテルだ。

 

後で気がついたのですが、このホテルの顧客満足度は、いつも「優秀賞」の評価を受

けている。 風呂は黒色のモール温泉で非常に温まる。

 

 庭にでると、樹の上をみながら、2・3人の人が集まっていた、人だかりがしてい

た、リスが3匹樹の上にいるみたいだ、自然があって、さすがは北海道だ、

 

                       ――――――つづく―――――

目次      次へ