沖縄紀行           天笠 富夫

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○はじめに

 今回の旅行の発端はY氏が、沖縄に行ってみたいと言い出し、参加メンバーを募ると

3人になった。旅行会社のパンフレットを集めてみたら、バスツアー込みだと価格が

高いため、マイカーを借りてY氏に現地での運転を、お願いしようかと思っていた矢先、

TBSラジオの大沢悠里の番組で沖縄旅行の募集の案内をやっていた、そこで、

電話でパンフレットをとり寄せ調べたら、バスツァー付きで、価格がともかく安いので

このコースに決めた。

 

<コース>

1日目 羽田空港12:40――那覇空港15:10――琉球村――黒糖工場――恩納村

――ホテルみゆきビーチ

2日目  ホテル――万座毛――ナゴパイナツプルパーク――森のガラス館――

ナゴパラダィス――やんばる亜熱帯園――琉宮城蝶々園――海洋博記念

公園――名護――ホテルリゾネツクス名護

3日目  ホテル――首里城(世界遺産)――DFSギャラリア沖縄――那覇・国際通り

散策―― 那覇空港16:35――羽田18:55

 

 

―――――――――――――羽田から恩納村(1日目)――――――――――――

○空港<羽田・那覇>

  出発は羽田で、飛行機はトラブルの多いJALと違いANAである、ターミナルは第2

ターミナルであるが待ち合わせ場所を間違えたのか、待ち合わせ時間スレスレで 

揃う。搭乗手続き後予定時間通りフライトし、那覇空港に到着する。                    

那覇空港から外に出ると、気温も暖かく空気もサラツとして、頻繁に観光バスが出発

している。ここでハワイアンの音楽が流れてくればハワイのホノルル空港の雰囲気だ、

観光バスに乗り換えると、未知への期待で観光ムードが盛り上がってくる。      

 

○恩納村までの観光

  観光バスは快適に飛ばし「琉球村」についた。「琉球村」には見所がたくさんある

が、沖縄の古い民家が保存され、その民家に近づくとヤシの木陰で一人の老人が

蛇ミセンを引いており、風と音色と民家と調和してのどかで心地よいのが印象的だった。

  「琉球村」の次は「黒糖工場」だ。本来ならば砂糖キビから黒糖が造られる実際の

行程が見られるはずであったが到着時間が遅くなったため、作業者はいないが製造

工程の説明を受けた。完成品の黒糖は販売していたが手に持ってみると、ほんとう

にドツシリしている黒い石を持っている感じである。

  

○お墓のはなし

  那覇から恩納村に移動している間、防空壕でもなく、トーチカみたいなコンクリート

で固められ大きさは3坪から5坪ぐらいの倉庫みたいな小屋が道路に沿って沢山建

っている。バスガイドの説明だとこれが、沖縄のお墓だ。

 

このお墓に清明祭といって旧暦三月の清明節(中国の太陰暦)に門中(一族)が墓

の前に集まり、先祖供養の一大行事をするそうだ、子孫達は重箱に料理をつめ

墓の前の広場で、日頃顔を会わせる機会の少ない親戚と語ったり・歌ったり・酒を

飲んだりして楽しむそうだ。                                 

都会での希薄の親戚のつき合いと違い、親戚とか地域の連帯の強さを見るとこれ

から会社をリタイアする者にとってうらやましい感じさえする。             

 

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