塩見岳 87座目 標高 3047
累計 17857.9m |
三峰岳
2999
20856.9m |
間の岳
3189
24046.2m |
北岳
3192
27238.2m |
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登山日 2012年7月24日(火)〜7月28日(日) |
天候 晴れ |
パーテー ツアー |
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コースタイム
自宅19:40==19:50北上21:10++20:50一関20:57++22:30仙台24:00==5:40新宿 |
7/25
新宿7:00==11:50鳥倉林道終点12:20−−13:00鳥倉登山口13:15−−15:16水場 |
15:23−−15:48塩川分岐15:55−−16:19三伏小屋(泊) |
7/26
5:10−−5:10三伏山5:15−−6:10本谷山6:25−−7:35権右衛門沢7:45−−8:20塩見 |
小屋8:35−−9:17塩見下9:25−−9:55塩見西峰10:00−−10:10塩見東峰10:30−− |
11:20北俣岳分岐11:30−−12:23北荒川岳12:36−−15:20熊の平小屋(泊) |
7/27
5:50−−6:40三国平6:45−−7:53三峰岳8:00−−9:10間の岳9:30−−10:40中白根山 |
11:05−−11:35北岳山荘11:43−−13:23北岳13:40−−14:00両俣沢分岐14:05−− |
14:18北岳の肩小屋(泊) |
7/28
5:40−−6:42雪渓6:50−−7:23大樺沢二俣7:30−−7:47大雪渓7:56−−8:50大樺沢 |
9:00−−9:25御池小屋分岐9:30−−9:50広河原山荘10:10−−10:20広河原10:45== |
11:30芦安11:45=入浴昼食を含み=15:00新宿24:00==7:00北上7:10==7:15自宅 |
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日本百名山の塩見岳が今回の対象で、北岳、間の岳は以前に登っていたが、塩見岳から北岳までの縦走にこだわり今回のツアーを選択したが、出発間際まで体調に不安があり、迷ったが、このルートは是非歩きたいとの強い願望が勝った。
昨年の南アルプス聖〜光岳以来の長期行程で、夜行バスで集合場所に到着、既に集合場所で待っていた人と会話をした、秋田より参加で自分同様夜行バスで到着、意気投合して、帰りまで楽しく情報交換させて頂きました。また添乗員も岩手出身で前も一緒した方で、おかげで不安も解消出来た。
初日は天候は余り良くなく曇りで、鳥倉林道終点でバスを降車、駐車場一杯に車が止められていた、ここで登山の準備をし、昼食を摂り、登山口まで歩くが、登山口まで定期バスは入るが、一般車は林道終点で行き止まりとなっていた、登山口には帰りのバスを数人待っていた。
登山口からは、林の急登で視界も悪く、自分は体の不安を胸に歩き続けた、尾根道にでると、曇ってはいたが視界は良くなった、景色を眺めながら、少しでも不安を追い払おうと心に言い聞かせながら歩いた、三伏小屋に到着したときはホット胸をなで下ろしたが、問題は翌日熊の平小屋までの8時間半の行程と気を引き締めた。 |
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鳥倉(豊口)登山口
三伏峠 |
二日目天候は晴れで登山日和だった、御来光は山の陰で見ることは出来なかったが、歩いている内に、不安がどこかに飛んでしまったように、爽快な気分で歩く事が出来た。
塩見岳付近では野生の猿を見かけた、塩見岳付近も鹿の食害が有るとのこと、以外に高山植物は少なく感じられた。
展望も行程が進むごとに北アルプス、中央アルプス、富士山、甲斐駒、仙丈と素晴らしいパノラマが微妙に変化をして行く様を、楽しみ眺めながら歩いていると疲れも時間の過ぎるのも余り感じず、三伏小屋を出発し10時間強で目的の熊の平小屋に到着した、快適に歩くことが出来き、この日、歩ききった所で、以降の行程に自信が感じられた。
このころより参加者の連帯感が生まれ食事前に集まりビールを飲みながら、風景を眺め、談笑する人が多くなった。
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塩見小屋からの塩見岳
塩見岳西峰と富士山 |
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塩見岳山頂で 塩見岳より登山ルート |
今回の最大の楽しみは北岳で、以前に北岳から間の岳、農鳥岳を前の会社のメンバーと、崖崩れの為、夜叉仁峠から登山口の広河原まで、3時間かけて歩きそれから登り山頂では9月と言うのに朝起きたら外は雪化粧していたと言う想い出多い山で、今回縦走コースを選んだ最大の要因でした。
その北岳にチャレンジする日、体調の悪さも忘れ、気分も天候も最高の状態で熊の平小屋を出発し、前日同様、素晴らしいパノラマに目を奪われながらも、高山植物も楽しんだ、目的の北岳は間の岳の影になり、その姿を見せず、甲斐駒ヶ岳、仙丈岳、塩見岳、間の岳が迫るような雄姿を見せてくれた、中央アルプス、北アルプスの遠望も素晴らしく、間の岳に着いて初めて北岳、鳳凰三山が迫ってきた、地蔵岳のオペリスクも肉眼ではっきり確認出来る様になった、以前に登った間の岳の記憶は殆ど無かった。 |
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熊の平小屋で
富士山 |
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間の岳で北岳バックに
北岳山頂 |
北岳を目の前にして疲れがどこかに吹き飛ぶようだった、北岳山荘の目の前に見えていた。
北岳山荘までは下りで北岳が近づくと徐々に高山植物が多くなって来た、チングルマや、チョウノスケソウ、ハクサンイチゲ、ミヤマシオガマなど他の山でも見られる花と、他では余り見られない花が多く、出会う度にガイドに聞きながら歩いたが、写真を撮る時間が余りなかったのが残念だった。
単独や、仲間と歩く場合は自由に撮影ポイントで撮影できるがツアーの場合は後の人に迷惑になるため、休憩時のみの撮影となる。
北岳山荘に到着した時は、もう目的地に着いたような気分になったが、気が緩んだせいか、その後の登りがきつく感じたが楽しく登ることが出来た、目的地の北岳肩の小屋では、小屋泊まりやテントの登山客がかなり多く、荷物を小屋に置いた後、周辺を散策小屋で、本来時期遅れだが栽培しているキタダケソウが数輪咲いていたのを写真に撮ることが出来た。
その後夕食前は殆どツアーに参加の人が、外でビール等飲みながら談笑した。 |
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北岳山頂でイワカガミ
キタダケソウ |
最終日、雲はあったが素晴らしい御来光が堪能出来た、地蔵岳のオペリスクもシルエットの様に確認出来た。みんな歓声を上げながら暫く、御来光にカメラを向けていた。富士山も霞んだように幻想的な姿を見せてくれた、寒い中明るくなるまで見入った。
朝食後、想い出多い北岳を下った、コースは右俣コースから大樺沢コース土曜日の為、登りの登山者が多く思うように進めない状態が続いたが流れる汗も大樺沢の大雪渓では心地よく感じられた。大雪渓からの北岳も素晴らしいものがあった。皆最後の記念写真を撮っていた。
広河原に到着したときは、思わずみんなと握手をして、喜びあった。
以前来た広河原はバスも、個人車両も乗り入れていたが、現在はバル、タクシーのみで、乗用車の人は、夜叉仁峠で車を駐車してバスや、タクシーに乗り換える様になっていた、また広河原は北沢峠の中継ターミナルともなっていた、以前何度か広河原を訪れた時とは大違いだった。
ツアーはタクシーで芦安まで下りて、そこでバスに揺られ、途中温泉に寄って東京に戻った。 |
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北岳より御来光
御来光に照らされた富士山 |
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大樺沢二俣の大雪渓
ミヤマハナシノブ |