201206大峰山

大峰山（八経ガ岳）　　８５座目標高 1915 累計 4846ｍ
大台ヶ原（日出ガ岳）８６座目 1695 累計 6541ｍ

登山日　　　　　　　　２０１２年６月２日（土）～６月４日（月）天候　曇り、晴れ

パーテーツアー

コースタイム6/2 自宅11:10＝＝11:40北上11:55＋＋12:36一関13:00＝＝14:30仙台15:00＝＝20:00
6/3	王子20:06＝＝20:26東京22:00－－7:00行者トンネル西登山口7:20－－8:30出合
	8:40－－9:33聖宝の宿跡9:40－－10:50弥山小屋10:55－－11：25八経ｶﾞ岳11:33－－
	11:55弥山小屋12:25－－13:10聖宝の宿跡13:20－－13:45弁天の森13:50－－14:10
	出合14:15－－15:15登山口15:40＝＝17：05大台ヶ原（泊）
6/4	大台ヶ原7:30－－8；05尾鷲の辻8:10－－8:25牛石ヶ原－－8:30大蛇嵓分岐8:38－－
	8:45大蛇嵓9:00－－9:08大蛇嵓分岐9:10－－9:30尾鷲の辻9:35－－10:22日出ヶ岳
	10:35－－11:05大台ヶ原駐車場11:30＝＝20：00東京22：30＝＝
6/5	5:45北上5:50＝＝自宅

昨年大峰山、大台ヶ原のツアーに参加しようと申し込みしたが、台風で山が崩れツアーが中止になった経緯が有った、今回は決行、東京より夜行で行者トンネル西登山口には朝７時着、そこから急な登りが続いた、林の中の登山道で見通しも良くない、何かの鳴き声が聞こえたが、鹿の鳴き声かと思っていたところ、ガイドよりアカシヨウビンでヤマセミの仲間で台湾から渡ってくる珍しい鳥との説明が有った。森林地帯には、シャクナゲ、シロヤシオが多く、目を楽しませた、シロヤシオは別名五葉ツツジと呼ばれるそうだ、その理由は、木肌が、松の木肌に似ているとの事、森林地帯を抜けると、遠くに昨年の台風で崩れた箇所が数箇所見られた、崩れた箇所は杉の植林したところで、杉は根が浅いとの事で崩れやすいと説明があった。　周辺は鹿の食害がひどく、途中鹿の食害から保護する柵が針巡らされ、柵の中にはサンカヨウも咲いており、柵の外とは風景も大きく違っていた、鹿の食害の深刻さが実感できた。
シロヤシオ　　　　　　　　　　　　　　　シャクナゲ
鹿の食害については聞いてはいたが、実感するのは初めて、というより気が付かずにいたというのが正しいのかも知れない、実際に柵の中と外を比較すると、植物の量、種類の違いが一目で分った、柵の外には毒のある植物が多かった。その違いを実感しながら､弥山小屋に到着、小休止後、弥山小屋から大峰山最高峰八経ｶﾞ岳へと向かい、程なく山頂に到着、皆証拠写真を撮り、弥山小屋に戻り、昼食タイム、時間を見て、弥山山頂まで往復し下山した。駐車場より約１時間半位バスに揺られ、当初は昨年の台風で崩れた箇所や、復旧工事現場を見ていたが、ウトウト眠りに就いているうちに宿泊地の大台ケ原に到着した。
柵の中のサンカヨウ　　　　　　　　　　　八経が岳山頂で
朝の目覚めも爽やかで、天気も良く爽快な気分だった為、登山の準備をし、朝の散歩をした、朝食を摂り、大蛇嵓へ向かった、大蛇嵓までは登山道というより、遊歩道という感じの道で、尾鷲の辻や牛石が原等、石楠花が咲いていたり、苔に覆われた独特の雰囲気があった。それは日本で一番年間降雨量が多いという気象とも関係するとの事、ちなみに年間雨量4770ｍｍで、２位の4002mmを大きく差を付けている、第三位は屋久島の3820ｍｍよりかなり多い事が分った。　これは太平洋側の大量の湿気が大台ヶ原に大量の雨を降らせ、大地を潤し独特の原生林を形成しているとの事。
牛石ヶ原の風景　　　　　　　　　　　　　牛石が原シャクナゲ
大蛇嵓は絶壁状の場所で見晴らしは最高だが、場所が狭い為、今回のツアーのメンバーを二つに分けて時間をずらし大蛇嵓に、大蛇嵓は突き出た大岩で周囲は絶壁になっていて、眺望は素晴らしい、前日登頂した大峰山も良く見えた。大蛇嵓を後に、大台ヶ原の最高峰日出ガ岳へ向かった、日出ガ岳に至る登山道は殆ど木が少なく見晴らしは良いが、階段状が続き、やはり大峰山同様、鹿の食害が進んで、保護区が網の柵が張り巡られ、柵の内と、外では緑の広がりが違い、風景が大きく違っていた。　日出が岳を後にし大台ヶ原へ戻り長い帰途に付いた。
大蛇嵓で　　　　　　　　　　　　　　　日出が岳山頂
大台ヶ原の豪雨の説明　　　　　　　　　大台ヶ原遊歩道