養老渓谷の旅(囲碁合宿)2012.06.23 天笠 富夫
今回の囲碁合宿は、千葉県の中程にある養老渓谷である、養老といえば、居酒屋の チエン店に養老の滝を思い出す、また養老の滝というものがあるそうなので楽しみだ。
京王線の調布駅より車に同乗させてもらい、多摩川に沿って川崎まで行き、そこから アクアライン乗る、天気は残念ながら悪く小雨がふっている。そこより「海ホタル」経由 で木更津に向かう、「海ホタル」の中に入ったのは初めてであるが、駐車場は上り・下り 共用であるが、比較的空いていたが、あいにくの天気で視界が悪い。
<海ホタル> 東京湾横断道路の川崎と木更津の間に人工的に造った島の名前。 川崎へ海底トンネルで9.6Km 木更津へ橋で4.4Kmの 位置にある。
「海ホタル」より高速道路で木更津東を経由して養老渓谷に向かう、途中観光的施設 ・案内板・ドライブインもなく昼食するのに困るくらいだ。
移動の途中で、別途電車で行ったKさんから携帯電話に連絡があった、小湊鉄道の養老 渓谷駅に着いたが、迎の車が来ていないとの事でした。前日も旅館に迎えの件を依頼し ていたのに困ったものだ、千葉は「海ホタル」が開通して高速代が安くなり、東京から 近くなっても、感覚的に観光化されていないのではないかと思い先が思いやられる。
旅館へは、何度か道を間違えたが、養老渓谷の養老温泉の街並みにはいってきた、少し 観光地化され旅館の案内看板が出てきた、更に行きトンネルをくぐると今日の宿泊先 「川の家」に着いた、「川の家」は、名の如く目の前が川で、その上に鉄筋の赤い橋がか かっていた。後で旅館に入って貼ってある写真を見ると昔は木造だったらしく、その橋 の上に馬が往来している写真がはってあった。
旅館は全然期待していなかったが、思ったより内部がきれいで清掃も行き届いていてホ ットした。この女将は60歳くらい、愛想はないが素朴で屈託なく話しができ楽しい、 最近は「海ホタル」の効果でお客が増えているそうです。
さっそく黒い色の温泉に入り、ビールを飲みながら、さっそく本題の囲碁を開始した、 人数が少ないため3回戦総当たりである。
夕食には、驚かせられた、全然期待していなかったが、山菜・アユの塩焼き・刺身・ブタ シャブなどが出た、また千葉はうまい米がとれないと先入観を持っていたが、地元産の 非常においしいご飯が出てきた、圧巻はこの養老川でとれたウナギの蒲焼きだ、ともかく 食べるものに関しては文句なくおいしい。
夕食時に女将から「ホタル」を見に行きませんかと言われ、夕食後ホタルを見に行くこと にした、ホタルの出る場所には、旅館からバスに乗せてもらい、2度ほど線路を越し、 照明もない山道を15分くらい行ったところの川沿いにあった。
川の方向を見て、目が慣れてくると、近くに大きなホタルが飛びまわっているのがわかる、 写真を撮るのに絶対フラッシュはたかないように言われていたので、写真はうまく とれなかった。こんなに大きな、沢山のホタルを見たのは初めてである、これだけでも 養老渓谷に来た価値がある。
翌日は前日と違い天気が良かったので、朝早く、旅館の前の川沿いを散歩する、川に沿 って下っていくと、川の中に石が点々と置かれ、向こう岸まで渡っていかれるように道 になっていた、そこを渡り更に奥にいくと、きれいに手入れされていたキャンプ場があっ たが誰もいなく静かで、川と森に囲まれた良い散歩でした。
朝食後早めにチエックアウトし、養老の滝へ車で向かう、途中は相変わらず案内の看板は ないが、目的地につくと観光客が目につくようになった。こ近くには沢山の滝があるよ うだが、養老の滝が一番大きい滝みたいである、千葉みたいに起伏の少ない所にも、滝 があるというのは、意外であったが、特に感激はしなかった。
帰りは往きと同じ「海ホタル」経由である、前日とは違い、天気は良く「海ほたる」から 船がみえたり、遠くスカイツリーもみえ展望が非常に良い、今回の旅行は合宿というよ り旅行として面白かった。
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