志賀高原の旅  2011.07.29  天笠 富夫

 

―――――――――――――――1 日 目(出発)―――――――――――――――

今回の旅はバスツアーである、旅行者は3人、場所は長野県みたいで詳しくは調べて

いかなかった、申し込み時、志賀高原の宿泊先として4カ所ぐらいあったが、その中で

露天風呂が良いとの事で比較的高い方の宿泊先を選び申し込んだ、申し込後、他の宿泊

先は申し込み者が多く、催行決定になっているが、このツアーは申し込み者が少なく、

やっと催行決定になりホットした。

 

出発は新宿スタートである、バスに乗ると3つのツアー(宿泊先が別)の人が乗り合っ

ているようだ、バスの方向からみて志賀高原は、草津・草津白根山を越えた所にあり、

低い山の間をくぐり抜け、休憩を含め5時間半でやっと、志賀高原の宿泊先に着く、早

速風呂に入り、囲碁を開始する、ともかく静かで、東京より暑くなく風がさわやかで気

持ちが良い。

 

―――――――――――2 日 目(志賀高原 四十八池・大沼池)―――――――――

散策先を調べてないので、フロントで、適した所を紹介してもらう、四十八池巡りを推

薦された、行き方は、宿泊先の前の通りあるリフトに乗り山頂に行き、1時間ほど歩く

と着くと言う、ともかく、他にお客がいないで空回りしている、リフトに乗り山頂に行

き歩き始めた、しばらく行くと渋池だ、静かな池だ、背景に山と森林、池の中に地糖が

ありバランスがとれていてきれいだ。

 渋池

 

 

 

ここで、同じ宿泊先の30歳後半ぐらいの一人旅の女性が来たので、どこに行くのかを

聞いたら、四十八池から大沼池を抜けバスで宿泊先に戻るという、その時バスの時刻を

教えてもらった。彼女は先にどんどん行ったが、私達も、いい加減かもしれないが同一

コースで歩くようにした。

 

1時間も歩くと、四十八池だ、ここは小さな池が沢山あり、そこの上に木道があり尾瀬ヶ

原みたいな湿原になっていた、やっぱりきれいだ、ここから更にあるいて1時間大沼池だ

、他の池と違い大きく青っボイ(エメラルドグリーン)の色をして、磐梯山の五色沼を

思い出す、ここは一番近いバス停から1時間で入る事ができ、開いていなかったが大き

なレストハウスがあった。

   四十八池

大沼池

 

ここより大沼池を源とする川に沿って大沼池入り口のバス停まであるつて行く、大沼池

入り口の近くに清水公園があり、名水がわき出ていて、近所の人(?)が車で水を汲み

ににきていた、一緒に仲間に入り名水を飲む、クセがなくておいしい。そこからバスの

本数の発着が多い蓮池の停留場まで歩いた。

蓮池

 

蓮池のバス停は、ケーブル等があり奥志賀高原の入り口であるが、売店及び喫茶店もな

く自販機ぐらいしかない寂しいところだ。だが蓮池は名前の通り池の中に蓮が群生して

いたが、花はあるが開いてはいなかった。バスで宿泊先に帰りしばらくすると、ドンと

音がする、ここでは、稲光とカミナリの音と同時に発生するので恐くてしょうがない、

しばらくすると夕立が降り始めた、早く宿泊先に戻っていて正解である。

 

―――――――――――3 日 目(最終日)――――――――――――――――――

最終日、迎えのバスが午後2時30分にくるため、午前中は時間にゆとりがある、前日

のコースで、渋池を越えた左側にひょうたん池という場所があるので行くことにした、

前日と変わってリフトの前は中高生の団体が来ているのでリフトは昨日と違い長蛇の列

で満員、どうも四十八池巡りに行くみたいである。

 

この団体の中には、具合が悪いのか? リフトに乗るのをいやがっているのかわからな

いが、下をみてしゃがみ込んでいる男子もいて、先生に励まされていた、昔と違いいろ

んな生徒及び親がいて、先生も大変だ。

 

リフトに乗り山頂に着くと、前日の雨でぬかるみが多い、渋池より左側にまがり、ひょ

うたん池に行く、ひょうたん池はひょうたんの型をしていて、登山道は池を横切るよう

に続いている良い景色だ、そこより木戸池方面に道を下っていく、道はぬかるみがあり

小さな川のようになって非常に歩きづらかったが、下りの途中の沢を越すとぬかるみの

川は沢に合流してなくなり歩き易くなった。

 

山道を降りると木戸池に立派なホテルがあり、外の売店は無人であった、池の中を

みると1メートルくらいもある大きな鯉がエサをくれと近寄ってくるが、売店には人

がいないため鯉のエサは売っておらず諦めた。

木戸池の鯉

 

木戸池を半周まわり坂道を上がると田の原湿原に行く、広い湿原でニッコウキスゲがい

たるところに咲いていて見応えがある、その湿原を横切りバス停手田の原駅より、宿泊

先まで歩く、途中にはたき火をしているのかと思われように白い煙が見えた、近くで見

ると間欠泉が吹き出していた。

田の原湿原

 

 

   間欠泉

――――――――――――――終 わ り に―――――――――――――――――――

午後2時30分迎えのバスがきた、志賀高原は本当に俗化しておらず、池・小高い山な

ど自然が手の届くところに沢山あり、ここを訪れた人は、気持ちを大らかにさせ、素直

にさせてくれる不思議な場所に感じた。

 

また作文を書いていて、池・沼・湖の違いに疑問が湧いたので書いてみた。

池 自然の土地のくぼみに水の溜まったところ

  地を掘って人工的に水をためた所

沼 湖の小さく浅いもの、水深5メートル以下

湖 周囲を陸地で囲まれ、直接海と連絡がなく、深さが5〜10メートル以下

  のもの

 

                           ―――おわり―――

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