富士・鳴沢村(囲碁合宿)  06.06.10

―――――――――――――――――はじめに―――――――――――――――――――
6月は囲碁部恒例の囲碁合宿だ、この囲碁部も会社が吸収合併でなくなったが、囲碁部が
あった時も、他の文化クラブと違って先輩達がOBを含めて運営していたため、廃部になって
も(現役で働いている者もいるが)全員がOBになったつもりで今日も活動を続けている。

今回の合宿場所は久しぶりに山梨県だ!(従来は神奈川県湯河原・新松田周辺が多い)
富士五湖の一つ西湖の近くの鳴沢村にある「富士緑の休暇村」です、ここは2年前仲間と遊び
にきたところだ。

合宿への参加率は昨年より低く会員の半分も参加していない。だが参加者は人数が少ない分、
それぞれ優勝を狙うチャンスが大きくなり、皆な元気一杯、初心者からベテランまで非常に幅
が広い者が参加した。(5級から5段まで)
富士
―――――――――――――――――合宿開始―――――――――――――――――――
例年の通り調布に集まり中央高速道路で大月を経由して河口湖に向かう、前日は雨が降って
いたが天気予報によると当日と翌日は曇りとの事、出発時は曇りがちの天気、「つゆ時」にして
は我慢できる範囲。晴天ではないが富士山は白い雪を残しているのが見える、翌日のシャツター
チャンスを期待し写真もとらないで一路「富士緑の休暇村」に向かった。

チエックインの午後1時(事前に了解をとり時間を繰り上げてもらった)に宿泊先に到着し、別行
動できたI氏と合流した。I氏は中央線で高尾駅から大月駅経由で河口湖に出て、足和田山・紅
葉台を登り富士山を鑑賞しながら宿泊先まで歩いてきたそうだ。

―――――――――――――――――合宿―――――――――――――――――――――
部屋に入ると、さっそく碁盤を広げ試合開始である、合宿は毎年全員総当たり戦を行い、成績の
良い者上位4位まで賞品がでる。勝負に夢中になり風呂は誰もいかない、小休止時間をつくり
やっと風呂に行く者が出てきた、本当に大の大人が一生懸命碁と口(おしゃべり)で勝負するの
がほほえましい。

碁は強いがあまりしゃべらない者や碁は弱いが口では負けない者などがいて和気藹々(ワキ
アイアイ)として本当に楽しい、合宿の間風呂以外誰も外に行かない、だから毎年どこでやって
も景色はあまり見ていない。

夕食で対局は中断だ、食堂でビール・日本酒・焼酎を飲み、囲碁の対局の中間結果の話で盛
り上がり「もう少しで勝てたとか、変な手をうって失敗した」とかの話が終わると、仕事・一緒に
働いて者の近況・社会情勢・趣味の話(旅行・登山・絵画など)・お金の話(年金・株・信託など)
・最近は歳のせいか健康についての話題が良くでるようになった。

夕食後囲碁大会が再会される、ここではアルコールの強さが勝負に出る、アルコールが入ると
調子が良くなる人、ミスが多くなる人もいる、ともかく囲碁合宿は碁とアルコール両方の強さが
必要である。

今回は一応午後9時30分に表彰が行われ囲碁大会は終了された。だが対局に納得いかない人
は相手を求めて囲碁大会外の勝負で再度碁の対戦を始めている、本当に碁が好きなのには
感心する、それでも午後11時で終了した。 

―――――――――――――――――合宿翌日――――――――――――――――――
朝起きると雨が降っており、富士山の写真をとろうとしたが見えずガツカリした。5時半になると
碁が好きな者が集まってきて、朝食をはさみ午前10時近くまで碁を開始した、その後チエック
アウトし隣の「富士緑の休暇村」と同一経営で日帰り者を対象とする温泉「ゆらりの湯」に行く。

「ゆらりの湯」16種類の風呂がある、露天風呂は天気が良ければ富士山を見ながら入浴できる
のだが曇っていて全く見えないが、小雨の中に、円錐型の帽子(草で編んだもの)を被って
入ると頭に雨の露をボトボトと当たり気持ちが良い。その後サウナ風呂・五右衛門風呂など湯
につかり、一路東京に帰った。

―――――――――――――――補足(写真について)――――――――――――――――
今回も碁に夢中になり「ゆらりの湯」の前で全体写真一枚しか撮らなかった、囲碁合宿の雰囲
気を伝えるために過去の合宿のスナツプ写真(丹沢中川温泉・湯河原杉の宿)を併せて掲載し
ます。
杉の宿 杉の宿3 丹沢2
――――――――――――――――おわりに――――――――――――――――――――
囲碁は面白い、一言で言うと、たった3つのルールに従い、碁盤の上に白い石と黒い石で境界
線をつくり囲んだ広さを競うゲームだが、一手一手で大きく変化をして状況が変わってきて対局
相手に対して対抗策を考えて次の手をうつ。

ちょうど子供の頃砂場で砂山に棒をさし交互に砂を取っていき倒したら負けのゲームの心境に
似ている(後半になればなるほど勝負に影響がでて難しい)。このように碁が面白いため以前
の合宿では、碁を午前2時頃までし、また翌朝5時頃から開始する人もいたので対局者の体力
をまわり者が心配する事もあった。

最近読んだ本の中に「幸せな老後を送っている人の共通点」として次の事を書いてあった。
1.本業以外の趣味をもっている          2.社交的である
3.友人が多い、                    4.プラス思考をしている、
5.何事も人のせいにしない。

私自身囲碁をやる事において色々な人に接すると、この項目全部とは言わないが、かなりの点
でプラスになる事があり、有り難いと思っている。

                                              ―――おわり―――
 

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