小楢山 1713m

[日時] 9月20日(土) 日帰り 歩行4時間30分

     集合 高尾駅  6時30分 塩山までの切符を買うこと。

[コース説明]

おだやかな山容を見せる小楢山、標高1713mの独立峰だが、アプローチが良く、コースの変化にも乏しい。しかし、初夏から秋に木や草の花が咲き競うころには、レンゲツツジやマツムシソウなどが草原を彩り、幕岩からの展望もよく、コースの単調さをおぎなってあまりある。 ここで紹介したコースの逆をとるハイカーも多いが、登りが良くなることと、順路の温平からのバスの便数がかなり少ないことを考え合わせると、焼山峠までタクシー利用が好都合。約4300円。最も単調な焼山峠と塩平間の車道歩き1時間30分が短縮できる。その上、タクシーで1520mまで登ってしまスノので、山頂までの標高差200mとなり、登りがずっと楽になる。この画像は28mmで撮った3枚をつなげたものです。3Mの画像を圧縮し114KBにしたものです。右手に小楢山から左に流して見ると良いです。左手の奥に茅ゲ岳が見えています。撮影場所は幕岩からで す幕岩から茅ゲ岳と奥秩父連山を望む

[2等三角点のある山頂]

焼山峠で車を降りるとすぐ右手に登山道が通じており、大きな案内板も出ている。登山道に入ると数十体のかわいい子授け地蔵が迎えてくれる。1体を借りて帰り、子どもを授かったら2体を返す信仰がある。道はススキの中を登っていく。10分も登るとベンチがあり、ひと休みできる。ススキが身の丈くらいに残り、その奥はカラマツ林になっていて見晴らしはきかないが、頭上はきれいなの で明るい。  小さな登り下りをくり返し、時には平坦な道を通りながら、徐々に高度を上げていく。相変 わらずススキの中を進む単調な道だが足元はよく踏まれていて歩きやすい。出発してから35分 ほどで、初めての分岐に出る。「左つつじあり、右旧登山道」と記された道標が立つている。  左の道をとる。ちょつとした登りとなり、7〜8分頑張ってぐんぐんと高度をかせぐ。 登りきつて平らになると、木に旧登山道を合わせ、笹の中へ入ってゆく。10分も歩くと小楢峠 との分岐点である一杯水に着く。かたわらに四角の小さな水槽が置いてあり水をたたえているが、飲用には過さない。  左の道をとり、最後の登りに入る。わずかだが急登もある。それもいっときで平らになり、 錫杖ケ原の草原に入る。途中には、マツムシソウ、ワレモコウ、アキノキリンソウが生え、花を つける秋には登りの苦労を忘れさせてくれる。ほかにもレンゲツツジ、ヤマラッキョウやキツリ フネ、オヤマボクチ、フシグロセンノウ、サランナショウマほか、いろいろな季節の花をみつけ ることがで真て楽しい。  2等三角点のある小楢山山項には一帯の草原を指す錫杖ケ憤と記された標識が立つ。明るく開けた頂だが展望は木立にさえぎられていまひとつ。しかし、富士山方面が切り開かれ、奥秩父もみえる。  小楢山から小楢峠へは、休憩舎の傍らを下っていけば、7〜8分で峠に着く。 小楢峠は、右から一杯水からの巻き道を合わせ、左に中牧への道、真ん中がこれから目指す幕岩 へ通じている。 この道を入ると、途中で二手に分かれるが幕岩の近くで合流する。 しかし、左の登り道は岩場もあるので、充分注意して登る。  鎖場を慎重に登って幕岩からの上に立つと、ぐるっと360度の眺望が思いのまま。間近の小楢山 をはじめ金峰山,乾徳山,黒金山、その奥に甲武信岳,東に大菩薩領、黒岳,南に富士山、そし て南アルプス連峰から八ヶ岳へと山並みが続く。 [ブドウ畑の・中を下る]  堪能したら小楢峠まで戻り、小牧への道に入る。すぐに七曲がり下りだ。樹林の中の暗い道を ジグザグに急下降していく。足元の石が滑りやすく、一渉一歩確かめながらの下りになるので思 いのほか疲れる。約30分で「左太達磨石、右母恋し路」の分岐。開けて明るくなった道を10 分も下ると、左手に流れが現れ、高みに造林の作業小屋が見える。ここから道幅も広くなり、ゆ るやかな下りとなって気分も楽になる。再び流れを見てそれを渡ると5分で三弦杉に普く。 見通しのきかない一本道を下っていけば、15分ほどで一番上のブドウ畑に出る。畑の間をさら に下っていけば新設のオーチャード・ヴィレッジ・フフがある。 両側一面ブドウ棚に混つてキウイの棚も。  中牧人口のバス停まで畑の中を1時間あるくことになるが、途中の電話でタクシ1を呼べば迎え にきてくれる。 車道をおおむね、南東にとり、道なりに進む。農道が縦横に足り、迷いやすい ので、逆コースの道標を確認しながら下ろう。ふり返れば、登ってきた小楢山が望まれる。  このあたりもブドウ畑が多く、主に大粒の巨峰を栽培している。シーズンには、農家の人と 交渉してお土産に買い求めることができる。

[間合先]

 牧丘町役場観光係0553・35・3111

 塩山タクシー0553・32・3200 

 山梨交通バス塩山営業所0553・33・3141

[オーチヤード・ヴィレツジ・フフ]

小樽山から下り、舗装道路に出て間もなくのところに新設された村営施設。現在のところ、レス トランと地ワインの直売コーナーが主体で周辺にブドウやキウイの棚が広がる。温泉も掘削中で 将来的には周辺に宿泊施設、ホール公園などを整備した果樹王国とする予定。斜面を上手に利用 モダンな中に伝統を生かした建築は周囲の自然に溶けこむ。 電話0553・35・4422。

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