西調布・飛田給 19.04.15 天笠 富夫
昨年暮れ、京王線西調布駅のそばにある喫茶店の「陶くん坊」に寄った、この店は 現役時代、良く仲間と一緒にコーヒーを飲みに行ったたまり場だった。
ここのマスターは、私達と同年齢の女性で、最近の西調布・飛田給の変化を話してく れた、この周辺は、かなり変わってきたので好奇心が湧き一度ゆっくり見て周りたい と思っていた。
飛田給駅 FC東京の旗が飾られている
暇な時間がとれたので、西調布・飛田給の周辺を歩いてみた、かなりローカルな話で、 旧会社に興味がない人には、面白くないかもしれません。スタート地点は、京王線 飛田給駅だ、有名な所では、この駅の周辺には、味の素スタジアム・鹿島建設がある。
かねがね、「飛田給」の地名に興味があり調べてみると、年代は不明ですが、荘園制度 が盛んな頃、飛田という荘園領主から給された、給田地で飛田給と名付けられたという。
旧第七機動隊 駐屯地跡(現在 東京消防署)
飛田給駅より、元の会社に向かう、途中にあった警察・第七機動隊の駐屯地が、 味の素スタジアムの近くに移り、現在消防署が入っている。
出入り口には、昔の機動隊が使用していた、警備するための卵型のBOXが残っていた が、現在では使われていないようで、活気もなかった。
会社の跡地
更に進んでいくと、昔からあるガラス屋が、活気はないが昔通りあった、また、会社 の入口近くにあった、「ベンリーショツプ」として名付けられた食料品店は、名前を 変えても現在もあった、やっぱり店の無いこの場所には必要だったかもしれない。
多摩川の土手からの景色
多摩川沿いにあった元会社のあたりは、大型マンションとして建て替えられ、多摩川 の土手には、何故か、金網の塀が築かれていた。
ここより、青木病院(精神科医)経由で若宮八幡神社の前を通り、「西調布」駅に向か う。
青木病院の雄姿
青木病院は、時代のすう勢か、精神科が中心の病院のせいか、建物が大きくなり、7階 建物になり、このあたりで一番発展したように思われた。
青木病院の道をまっすぐ行くと、広い通りにぶっかる、ここにも大きな建物がある、 昔大蔵省の社宅があった所だ、この公務員住宅も4階建ての建物が8階建てになり、 これも大きくなったように思える。
若宮八幡宮
駅に向かっていくと、右には若宮八幡神社、左には元ミツミ電機の社長宅が見えてきた、 ミツミ電機の元社長宅は、取り壊され広い空き地のままだ。
喫茶店の「陶くん坊」の前を通り西調布駅に着き今回の散策はおわった。
西調布駅前の景色
全体の印象として、静かな住宅地で、あまり変わっていない、しいて言うならば 味の素スタジアム周辺と青木病院・公務員住宅が元気そうに変わっていたのが印象的 でした。
<追記> 喫茶店「陶くん坊」 マスターは、店の名前にあるように陶器にこだわり、 陶器の販売もしていた、個人的には、小さな窯(かま)を 持って焼いたりしていて、調布市の会館「たづくり」で 展示会などをしている。
現役で働いている時、無趣味の私には、そのように 趣味があるのが、羨ましく感じていた。
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会社の近くの50年前(?)の借屋 |