旧甲州街道 (調布〜飛田給) 17.08.20 天笠 富夫
京王線調布駅からバスに乗り、飛田給に行った事があった、このルートは、旧甲 州街道で、あまり通った事がなかったが、途中に「火の見下」というバス停があり、 「火の見やぐら」らしきものがあり、一度歩いてみたくなった。
コースは調布駅スタートです、調布駅(京王線)は地下化により、地上にあった旧 線路は取り壊され、その上にデパート、大型電器店・映画館などのビルが建築中で 街には活気がある。
調布には、甲州街道と旧甲州街道とがあり、旧甲州街道は、比較的、狭くて静かな通 りで、府中方向に向かい歩いて行った。二つ目の信号を越えると、角に大正寺塀が あったが、門は閉じられ、表札が剥がされていた、何か持ち主が変わったのかもしれ ない。
旧大正寺
進んでいくと、バス停「火のみ下」につく、ここには、消防署の駐屯地の脇にある、 東京では珍しい「火の見やぐら」があり、やぐらの上には、火事の連絡用に鐘が据え 付けられている、でも、 今でも役にたっているのかは、疑問です。
火のみやぐら
少し進と、常演寺がある、この寺は、天台宗で創建不明で深大寺の末寺で多摩川三十 三カ所観音霊場17番目に指定されている、入口には、灯籠とお地蔵さまがあり、奥 に入るときれいな本堂があった。
更に進と、金山神社の看板があった、神社は、アパートの脇にある細い路地に入っ た所に、神社がある、考えられないくらいにシンプルな神社で、人はいないが、一 応社務所があり、継続的に祭礼をしているようです、祭神は金山彦命、鍛冶屋を生 業としていた集団が祀った神社だそうです。
常演寺本堂
金山神社 隣には、源正院という寺があり、入口には6体のお地蔵さまが飾られていたが、寺の 奥には、戸が締まり入れない、寺は、1555年開山・臨済宗建長寺派 多摩川三十 三カ所観音霊場32番に指定されています。
西光寺
西光寺 近藤勇像
京王線の西調布駅を過ぎた所に、西光寺がある、寺は、天台宗 創建不明 常演寺 と同じように、深大寺の末寺で、多摩川三十三カ所観音霊場の3番目に指定されて いる、ここは、昔聖天院という修験堂の寺院だったそうで、本堂に阿弥陀仏があり 庭には近藤勇の像があった。 <近藤勇の像> 新撰組の隊長近藤勇は、現調布市に生まれた、 官軍に負け、板橋で没後130年を記念して 有志が座像を造り当寺に飾った。
しばらく歩くと、サッカーの聖地「味の素スタジアム」のある飛田給に着く、ここ で今回の散策は終了しました。
味の素スタジアムへの乗降口 飛田給駅
散策全体を見ると、調布と西調布の間は寺・神社が多いのに驚かされました、西調布 と飛田給の間はなぜか史跡が少ないが、街道沿いにはまだ古い建物が残っているの で、興味がある方の散策にお勧めします。
――――END――― 17.06
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