給田 六所神社 2016.01.10 天笠 富夫
この神社は、仙川駅(京王線)の近くある、仙川に沿ってある。小さな社があり、 25年ほど前は、夏祭り以外、参拝者は見たことがなく、田舎の神社、どちらか と言うと村の鎮守様だと半分馬鹿にしていた。
だが、ある日地元の知人に、「除夜の鐘がなってから、神社の初詣で行った事がありま すか」と聞かれ、行った事がないので、その年の大晦日寒い中、除夜の鐘が鳴ってから その神社に初詣に行った。
神社入り口 真っ暗な中、参拝者は300メートルぐらい並び、30分ぐらい待ちやっと参拝し温か い甘酒を振る舞われ感激したのを覚えているが、その後、面倒くささと寒さに負け、大 晦日に初詣は行かなくなった。
神社の方は地元より大幅に寄付を集め建て直し、社務所もでき、村の鎮守様のイメージ がなくなり立派になり本格的な神社になった。
最近通りすがり、この神社をゆっくり見た、入口の比較的大きな石の鳥居越しに、右に 神社の社があり、左には稲荷様がまつられていた。
神社 全景
神社は1532年に府中の大国魂(おおくにたま)神社より分霊し奉斎したと伝えられ ている。参道を進と灯籠があり、その先に狛犬が右と左に並べられていて、その奥に神 社六所神社がある。
左側を見ると、お稲荷さんだ、狛犬の位置にキツネの像が右と左に並べられて設置され ている、お稲荷さんの本殿は何が祀られているのか、気になり中を見たら扉が締められ ていて分からなかった。
お稲荷さま
後で調べてみると、お稲荷さんは、古事記とか日本書記に発端があり、稲荷さんは、豊 作の神であり、キツネはこの豊作の神の使いがキツネでするそうだ。でも、ここのお稲 荷さんに祀られているのは何か、よく分からなかった。
ここで自分なり神社の神様を通して宗教というものを考えていくと、お互い排他的な イスラム教やキリスト教と違い日本の神様は信者に対して優しく怒らないから、神社 には、共存共栄のお稲荷様があるのではないかと思われる。
ともかく、この小さな神社を透して見ても日本人の宗教観を感じて面白い。 ―――終わり――――
|