築地市場                 2015.06.20 天笠 富夫


 

 築地市場の市場内市場に行ってきた、今で場外は何度か、行ったことがあるが、場内

には、行ったことがなかった。長男は、友人の寿司屋に案内されて来たことがあるらし
く、今回は市場場内を案内してくれた。

 

待ち合わせは、午前9時、都営地下鉄大江戸線の築地市場駅の改札口だ、こんなに早く

築地来たのは初めてだ、改札口で待っていると、東南アジア系とか白人の外人も待って

いる、どうも観光の本とか・インターネットで、午前9時から場内に入れる事を知って

いるようだ。

 

場内市場に行くとき、白人が、「フィシュショプ」と言って場内市場へ行き方を訪ねてき

たので、正しくはフィシュマーケットではないかと思いながら、入場門の位置を指をさ

しながら教えた、なかなか言葉にして案内できない。

 

こちらも、場外近くにある入場門より入っていくと、車とかオートバイ・自転車などが

市場より、連続して出てくるので気をつけて歩かなければならない、100メートルほ

ど奥へどんどん入っていくと、左側に市場の食堂が5〜6軒並び、右側に大きな建物が

あったので中に入る。

 

中には仲卸と言われる店が沢山並んでいて、(後で調べると600軒以上あるみたい)、

スーパー・寿司屋・店屋等・一般の買出し人に調理できるように、小さく分けて販売し

ている、なかには、マグロとか貝とかの専門店の店もある。

  仲卸の景色(閉店時間も近いので、客もだいぶ減ってきている)

 

ともかく店が沢山あり、買いだしに来る人も多く、どこで買えば良いか分からない、そ

の上通路がせまく、ターレ(小型のフォークリフトみたいな台車を乗せた車)が荷物を

乗せ細い通路を行き交い、ぶつかりそうで、買い物も大変だ。

 

   場内の通路(仲卸の閉店の準備中)

 

それでも買い物をしたが、側にいる外人を見ると、店までくるが、買い物をせず、もっ

ぱら写真をとっていた、多分調理をするのが面倒なためだと思われる。

 

ここでの魚貝類は世界中から入ってくるみたいで、産地もグロバル化していて、ウニを

例にとっても、カナダ産・中国産・北海道産などがあるが北海道産が一番高く値段がつい

ていた。

 

場内の店は、午前10時ぐらいで閉店になりつつあるので、買い物を終了し場外に出る、

場外は場内より人が多いが、人に流れがあり歩き易い価格は場内より少し高いが、魚屋

・乾物屋などがあり、場内から仕入れた物を販売している。

 

又場内より入手した物を加工し、お客に食べさせる、寿司屋・テンプラ屋・食堂・牡蠣

を焼いて食べさせる店・ラーメン屋などがあり賑やかだ。

 

特に印象的だったのは、ラーメン店で、行列で歩道に一列に並び待ち、ラーメンができ

上がると、お客は、道路上にある台の上に置き立ち食いで食べている、値段も750円

そんなに安くはない、よっぽどおいしいのかも知れない。

 

  場外の街並み

場外は食べ物屋も多くて良いが、何処に行っても行列している、比較的客の少ない、店

に入っても、外人が食べ物やで日本人と一緒に食べている、どこで情報を仕入れている

のだろう。

 

場外で外人が多くなったのは、観光バスツアーに組み込まれているせいかもしれないし、

日本人が美味しいと感じるものは、万国共通でやっぱり外人でも美味しいため、集まって。

くるのかも知れない。

 場外での店の一覧表

 

でも、この築地市場も、2016年11月に豊洲に移転するらしいが、「千客万来」とい

う。温泉付きの観光施設で、整備と運営する会社が採算をとれない事を理由にもめてい

るそうだ。今後場外市場は、築地に残るというが、どう変わっていくか目が離せない。

                              ―――END―――

                               2015.04.30

  <追記>

     テレビで放映していたが、築地市場には、7つの卸会社があり、

     漁師が卸会社に魚を渡し、卸会社が仲卸に、セリで価格を決め

     て魚を引き渡す、その後、仲卸が買いだし人に売る仕組みみたい

だ。

 

     仲卸が買いだし人との取引が終わりそうになる、午前9時に

     一般の人の入場が許され、残された魚を買うことができる。

 

     ただ、大きな魚を買う場合、ウロコの始末とか、身の取り

だしなど、素人には難しく、手に負えそうもなかったら、

仲卸の人にお願いして、やってもらうと良い。

 

 

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