国立競技場    2014.09.25  天笠 富夫


 2020年に東京オリンピックが決定され、メイン会場である国立競技場が神宮外苑

にある、その競技場が手狭になり取り壊され、新しく建物を造り直す事になった。

 

この国立競技場は、1958年に造られ、陸上競技・サッカー・ラクビー・サッカー・

コンサート及び各種競技大会に利用されてきた。圧巻は1964年の東京オリンピック

が開催されたところです。

 

私にとっての想い出として、中学時代に、アジア大会(1958年)に鼓笛隊とし参加

した場所です。

 

NHKのテレビニュースによると、壊される前の最後の見学会として平成26年5月

22日午前・午後に開放されると知った。

 

興味があったので見に行くことにした、当日の午前中に、開場予定より1時間早めの9

時30分に会場に行った、私と同じように興味のある人も多く、もう見学者が多数来て

おり、行列になっていた。

 

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主催者側が行列者に配慮したせいか、30分繰り上げ、10時より入場できた、行列の

列は、競技場の中にどんどん人が吸い込まれ、入場できた。(入館料1000円)

 

 

並んでいて気がついた事ですが、競技場の庭には、黒い石の「出陣学徒の碑」が建って

いました、今まで戦争を身近に考える事は少なかったのですが、現在の世界情勢からみ

ると少し意識し複雑な感じがした。

<出陣学徒の碑>

    第2次大戦終盤1943年に兵力不足を補うため、

    高等教育機関に在籍する、20歳以上の人でも

    在学途中で徴兵し出征させた記念碑

 

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入口には、東京五輪優勝者銘盤が建物の壁に飾られ、種目別・氏名・

出身国などが刻まれていた。

 

 

建物の中に入るとカラフルのグランド・大型ハイビジョン・聖火台・芝生等が目に付い

た、ゆっくり競技場の中を回って、聖火台を目指して歩いていった。

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聖火台を見ると、1964年東京オリンピック開会式で、聖火を持って聖火台に走って

登っていく姿が思いだす。この建物が56年経ち、壊され新しくなるのは、時代の流れ

を感じる。

 

見学を終わり、競技場を出るとき、「SAYONARA(サヨナラ)」と書いた赤い

ハンカチと競技場のしおりをもらい帰った。

 


 

 

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                       (2014.05)