皇居の桜 2014.04.10 天笠 富夫
4月になり、天皇陛下の傘寿(80歳の長寿を祝う儀式)を記念して、一般の人が 普段入れない皇居の中に、桜鑑賞のために、連日参列者が8万人とか9万人とかテレ ビで報道されていた。
4月8日(火曜日)朝、今日は仕事がなく、午後2時まで空いている、皇居の桜鑑賞会 も今日が、最終日、意を決し、開場(午前10時)1時間30分前に着くように家を でた、
唯、どこが皇居に入る入口かどうかわからないが、地下鉄を利用して行った。降りた駅 は大手町駅だ、皇居に近い出口に出て、進んでいくと、平将門の首塚という案内看板が あったので、そちらの方へ寄り道をした。石碑はきれいに、清掃されていて、65歳ぐ らいのきちっと背広を着た、重役風の年配の人がお賽銭を入れ、真剣に拝んでいたのが 印象的でした。
<平将門の首塚> 平将門は、平安時代の中頃、関東地方で、大きな反乱(天慶の乱) を起こし、敗れて、平安京(京都)に送られた、伝承ですが、首を 切られ都大路に晒されが、3日目に夜空に舞い上がり、故郷の方へ、
飛んでいき、数箇所に落ちたとされる、その中で、有名なのが 千代田区大手町の首塚である、1307年遊行寺二世真教上人 が江戸に行った折り、首塚が荒れていたので、塚を修復し
霊を神田明神に祀られたと言う。(現在でも、平将門は神田明神 の祭神として祀られている。)
更に進み皇居の外堀に着いた、入口は右へ行けば良いのか左に行けば良いのか分からない この皇居の外堀に沿って走っている50代の女性に聞いてみると、入口は二重橋の方だ と、言われ、外堀を見ながら、左方向に歩いていくと、段々人が多くなって行列ができて きた。
この行列に沿って15分ほど歩き皇居に近づいたが、行列は、右の方に方向に変わり 二重橋を越えて奥の方向に行列が進んだところで、行列は止まった。時間は午前8時5 0分、周りを見渡すと、前は人で一杯、後の方もどんどん人が来る。来ている人をみる と60歳から70歳の人が多い。
次からつぎへ、人が来て行列ができるが、黙々とみんな止まって待っている。9時10 分頃先頭の集団が動き始めた、それに伴い9時20分頃、私達も移動しはじめ。門の入 口で止まった。入場のための検査だ、持ち物の検査とボディチエックを行った後、入場 になった。
入場時に注意された事は、ここは「一方通行のため戻れません」と「通行の邪魔になる ため、立ち止まって、写真撮影はやめて下さい」との事でした。皇居に入る入口は、 坂下門で、この門をくぐり、坂を登っていくと、テレビなどに、よく写っている宮内 庁の建物があつた。 坂下門 周りの景色は石垣と桜のバランスがよく、きれいだ、ただ、写真撮影に人が多くて うまく景色だけを撮りきれないのが欠点だ。
皇居の中の通、乾通(イヌイドオリ)をまつすぐに行くと、分岐点に来た、真っ直ぐい くと、乾門、右の橋を渡ると、現在開放されている、皇居東御苑へ出る。一方通行の ために戻ることができないそうなので、この機会しか行けない乾門の方向に行った。
乾門を抜け、人の流れに沿って、歩いていくと、千鳥ケ淵に出て、暫く歩くと地下鉄の 半蔵門駅があったので、ここで地下鉄に乗り帰った。
後で新聞を読むと、5日間で参列者は38万5千人だそうだ、また、皇居内の見学 時間は、40分ぐらいでしたが、きれいな桜、と立派な松がみられ、楽しい時間が過 ごせました。 戻る <END> |