孫(8ヶ月)雑感     2018.09.20 天笠 富夫


 

 息子が結婚し十数年たったが、なぜか孫が授からない、それ以上立ち入らない

ようにしていたが、有り難い事に、3年ほど前、娘が結婚をして昨年、諦めてい

た孫を授かる。


 

昔、囲碁仲間から、今日は孫が来るから囲碁に行けないといわれ、そんなに孫に魅

力があるのか、あまり納得できなかったが、結局、欠席を了解させられた事もあった。


 

弟は、よく自分の孫の写真を持ち歩き、見せてまわっていたが、私にとって関係の

ない事として、あんまり気にもならなかった。


 

私の孫(男)が生まれた時期は、私が入院していた時で、そのため、すぐには、

病院へ見舞いに行けなかったが、病院で孫を見た時、あんまり感激はしな

かった、生まれた時の赤ん坊の顔は同じようで、こんなものかと思っていた。


 

その後、孫を預けるために、娘が家に、遊びにくる事が多くなった、孫は、まだ話

しはできないが、首もすわり、目も見えるようになり、まだ、立ち上がれないが、

はって移動できるようになり、しっかりしてきた。


 

孫と接していて、一番印象的な事は、最初に会った時、いつでも、顔を見た瞬間に、

ニコっと孫が嬉しそうな顔をすることだ、この顔は、すべてに超越して、楽しく

なってしまう。


 


 


 

考えてみると、孫には、自分が子供を育てている時とは違い、子供の将来とか、

教育するとか、深く気にせず、気楽に接することができるからかもしれない。


 

また、最近変わってきた事は、電車に乗っていて、今まで見向きもしなかったが、

孫ぐらいの子供づれの人が気になる、何か別の世界がひろがったような気がする、

面白いものだ。


 

                          ―――END――

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