囲碁雑感 2016.04.10 天笠 富夫
最近コンピュータと囲碁棋士との対局が話題になっているが、私が本格的に囲碁に出 会ったのは、社会人になってからです。
将棋の方は、小さな頃から、教えてもらい、弱いながら、何とか覚えたが、囲碁の方は、 ルールが易しく感じたが、自由度が多すぎどう進めていけば、分からないのでまったく やっていなかった。
就職して、会社に入ると、短い昼休みとか・定時間後など空いた時間に、厚生棟(従業 員慰労施設)に集まってきて、真剣に、楽しそうに碁をさしている姿をみて、碁を覚え ようと入門編の本を買ってきて、読み始めた。
碁とは何かと言うと、細かなルールがあるが、相手の石をとり領地を拡大し、どうすれ ば大きく領土がとれるかのゲームだ、そのために、攻めと守りのバランス等、沢山の方 法があり考えるゲームだ。
もっと、具体的にみると、白と黒と碁盤に交互に打つ、碁盤の目数は19掛ける19で 、361あり、一番目に打つのは361通りあり、2番目に打つのは360通りで、こ れだけで129、960通りある、第三着手点は、129、960の359通りもある。
その上、コウ(取り返しルール)などがあり、計算していくと、いくつあるかわからない。 碁も人の生涯も千変万化、人それぞれ同一の人生などどこにもない。
碁をすると言うことは、まるで人生計画を作るみたいで、自分の計画と相手の出方をみて、 その都度計画を修正し、最後は成り行きになってしまうが、人生とか仕事のとらえ方 に似ていると感じる。
また、碁の楽しみに新しい友人の出会いがある事だ、会社の人間の出会い、近所の人 との出会いもある、忘れられないは、昔近所にいて、対局したKさん、人間的に風格が あるので、何をやっていた人だろうと常々思っていた。
後で聞いた話では、「元 商社丸紅の英国担当の役員だと」聞いた、出会いとは面白い もので普通の碁敵として接していた。
このように碁は、出会いもあり、楽しいゲームです、興味のある方は、今からでも遅 くはなく、是非碁を始めると良いですよ!
昔の会社の囲碁仲間 ――――終わり――――
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