沖縄での「旅の出会い」 2015.04.10 天笠 富夫
沖縄の旅行中、大きな出会いが、二つあった。
○旅行の同行者Oさん 初めて見たのは、それは、羽田空港から飛行機に時間すれすれに遅れて搭乗きた人で、 30歳ぐらいの女性がいるなと思っただけだった、那覇の空港に着陸後、迎えのバス に乗り、昼食場所の料亭に行き、隣に座った女性で話しをしてみると、
彼女は、一人旅だ、最近夫に死別し、旅に出たくなり、旅行会社に行き、「暖かい場所 と言う事で、沖縄のツアーを紹介され」参加したそうだ、若いのに、気だてが良く、 そこそこ、きれいなので、またしばらくすると、再婚するのではないかと勝手に 思っていた。
彼女は、話しをし易かったのかもしれないが、聞いてもらいたかつたのかもしれ ないが、旅行中時々近くに来て、話しをするようになった。
話しを聞くと、非常に過激な生活をしていた事が分かる、18歳の学生時代のある日 自転車に乗っている時、一時的に急に目が見えなくなり、危険を感じたので、病院に 行ったが原因がよく分からなかった、学校は友達の助けを借り、ノートを見せても らったりし、一応卒業できた。
病気の方は、大学病院で見て貰うと、難病との事で、治療法がなく、10年くらいしか 生きられないと言われた。
そこに、入院中、病院で知り会った年上の患者が、本人が退院後も見舞いに来てくれて、 気が合い結婚をした。
彼女26歳、夫52歳で、夫は、彼女の父親より年上であった、この時の彼女の両親 の気持ちは、どうだったのだろう。
だが結婚4年しか続かず、夫は病気で亡くなり少し落ち着いたので、旅に出たらし い、彼女は今でも、難病を抱え、辛いだろうが、明るく振る舞っている姿に、こちら は、何とも言えずに、本当に頭が下がってしまった。
また、このツアーの中に沖縄の最北端で、最高のパワースポツトの大石林山(だいせ きりんざん)を見学した時、この巨石群の中に「生まれ変わりの岩」というものが あり、形は胎盤みたい形をして、岩の中に穴が開いており、くぐり抜けると生まれ変 わるといわれている、彼女は何度もこの岩の中をくぐっていた姿が忘れられない。
生まれ変わりの岩
○弟夫婦との出会い ツアーで琉球村に行った時の事である、中央広場でやっている、アトラクション 「道ジュネー」の見学も飽きて、琉球村の出口にある、土産物屋に行った、そこで 弟夫婦に会った、弟達は、沖縄ソバを食べて出てきた所らしい。
2週間前に電話をしたが、お互い沖縄に行く話しは全然しなかったが、もしも、 お互いに沖縄に行くと言っても、日にち、時間、場所が一致しなければ会えない、
ここで会うのは奇跡だ、沖縄にきても場所と時間が合わなければ、こんな事は起き ない、本当に驚いた、ここで記念撮影をして別々の旅に戻った。
琉球村「道ジュネー」のアトラクション
本当に、旅には、いろいろな出会いがあるものだ。 ―――END――――
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