志賀高原の旅(H23.07)  

                                                                 2012.01.28 吉田 頼平

 今年の夏も暑く高原に涼しさを求めてバスツアーで志賀高原に囲碁友と行って来た、バ

スは草津を通り過ぎると山道に入り雄大な風景が続き素晴らしさに魅せられた。バスは3

時頃熊の湯温泉に着く、数軒の旅館が在る小さな町だった。

 

長時間バスの中にとじ込められていたので、早速露天風呂で疲れを洗い流した、楽しみの

夕食は沢山の料理が並びワインで乾杯、会話もはずんで夜が更けていった、近くのホタル

見物でもなくカラオケでもなく、只ひたすら囲碁に熱中、窓を開け放しで寒くクーラーも

使わないで、夜は掛け布団をかけて寝た。

 

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次の朝 宿の前のリフトに乗り約10分で、もうそこは別世界で、透き通る空、ニツコウ

キスゲの黄色い花が咲き、あたり一面草原、しばらく歩くと渋池に出た、池は透明でまわ

りの木々の姿をうつし小さなトンボが舞いノンビリしていた。

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更に歩くと風景が草原から山道へダテカンバや針葉樹が続き原生林の中を歩く、道端には

熊に注意の看板があり緊張する、真夏の太陽の下を歩いているのに汗はかかない涼しさ、

風に揺れるワタスゲ、心地良い風が心を癒してくれる。暫くすると、四十八池湿原だ、

これが格別である、屋根付き休憩所が設置されていて一服する、渡り廊下の板の道が続

き彼方に雄大な志賀山の山並みが見える、地元の山岳グループの人と出会い情報交換も

楽しかった。

 

ここから大沼池に向かう、ここから下りの山道で昨夜降った夕立で道は悪くやつと最後

の目的地大沼池に無事につく、池は、エメナルドグリーンから深いコバルトブルーに移

り変わり、今まで見たこともない美しい色に魅了された、

 

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湖面には鳥たちの姿がある、秋には湖のまわりの木が紅葉して美しい姿が観光客を楽し

ませるだろう、ここで宿から提供された洒落たきれいなにぎり飯の弁当を食べた、また

湖の周りは、観光客も少なく静まりかえった湖に十分我々を楽しませくれた。

 

記念撮影後鳥がさえずる森の中を歩き続けて約1時間、国道にでた。近くに名水で有名

な清水公園での岩から流れ落ちるキリット冷えた名水を飲み一服し、バス停まで歩いた

が、帰りのバスに時間があるので近くのハス池を散策、ハスの花がチラホラ、誰かが曰

くハスの花は早起きで昼にはもう寝てしまう。

 

こうしてバスで宿に帰ってきたが、今日はこのコースの素晴らしさに感動した、宿に着

きまず露天風呂の気分は最高、夕食まで昼寝をせず囲碁をして、夕食はビールで乾杯

 

 

一日歩いたせいか食事もビールも旨い。少しのビールで真っ赤な顔になり一人で飲んで

いたようになり情けない。次の朝鳥たちのさえずりで目を覚まし、朝風呂、天気は快

晴、このへんはどこをぶらついても自然との出会いが素敵、こうしてあっと過ぎた、

2泊3日の旅が終わった。

                        ――――END――――

                        (H23.07.0608の旅)

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