囲碁と私              2011.12.01 吉田 頼平

 私は碁が好きだ、定年後時間があれば毎日碁を楽しんでいる、妻に言わせると、

「気が狂っている」と言うが、最近東京大学や早稲田大学で学科として認められて

以来、私は堂々碁ができるのである。

 

無題-スキャンされた画像-03A.jpg

 

20歳頃から覚え、約50年間続けていることになるが、実力は2段くらいだから

才能がないと自分でも認めている。碁ができると人生は楽しいのだ、でも碁を覚えない

方が良い、仮に覚えると碁の虜(とりこ)になる、最近プロ棋士の張さんが「4路の碁」

という幼児向け囲碁セット(問題集付)を売り出した、碁盤は正式では縦横19本であ

るが、このセットは、4本の線で構成されている。

 

買って驚いたことに、小さな碁盤の中に信じられないような世界がある事を知る。例え

ばこの本の中の問題を、3年くらい囲碁をやった人にやらせると半分くらいしか解けな

いから不思議である。

 

それで私は、4路盤の卒業した人のために7路盤の碁を作ったのである。まず碁を常に

馬鹿にしている妻に教えて理解してもらおうと話しをする、「1万円あげるから生徒にな

って下さい」妻いわく、「貴方はアホか!」で全然相手にしてくれない、

 

そこで、私は小学校3年生のふれ会いタイムという授業の囲碁の時間(昔、学校で囲碁

を教える人がいなかったのでアルバイトで教えて現在に到っている)に使うことを思い

ついた。

<ふれ会いタイムの授業>

生け花・ゲートボール・囲碁等といういろいろ遊びのような授業、

 

その授業で、囲碁が全く碁を知らない子供達に、この「4路盤」と私の作った「七路盤

」を教材にして第一回目を先日やつた。女性が6人、男性が2人、みんな目を輝かせ二

時間があっと過ぎて大成功であった。

 

囲碁は小さい時の感性が大事でプロ棋士になるのは中学では遅く、小学校からプロを目

指すのが普通といわれているが、この授業に参加した人達が、趣味の一つとして持ち続

けてくれたら大満足です。

                          ――――END――――

戻る