帯状疱疹(たいじょうほうしん)始末記2011.06.17 吉田 頼平 前立腺ガンの治療のため、月に一度病院に通院をしている。数日前から足の右足に赤 い斑点(はんてん)が数十カ所できた。長い間ガンの薬を服用している、多分薬の副作 用だと早合点した。検査の日先生にズボンをめくり、その赤い斑点を見せると、瞬間に 先生は言った。「ああこれは帯状疱疹だよ、すぐに皮膚科にこの紹介状を持って行きなさ い」
こうして皮膚科通いが始まった、この病名はどこかで聞いたことがあったが、病院で病 名についてのパンフレットを読んで了解した、問題は原因である、体力の衰えか、心労 とある。しかし体力の衰えは急に来たとは考えられず、それでは心労なのか、根がボン クラな性格で別に悩みはないし、別段心当たりがないのである、・そこで仮説であるが、 次の事が原因だと考えたのである。
ある時ラジオの基礎英語を聞いていると、ゲストに落語家が英語落語「英語The Z oo」のさわりを話してくれたが、定年後英会話クラブに入っている割には、全くチン プンカンプンで理解できず情けない始末だった、癪にさわるので基礎英語のテキストに その「英語The Zoo」の本が記載されていたので、本屋に買いに行ったら、売り 切れで諦めたが、偶然図書館でその本を見つけたので、喜んでその場で借りた。
その「英語The Zoo」を読んでみると面白い、知らない単語は辞書で調べて大体 の内容を理解した、落語家が英語で話すのだから、俺も英語をかじった手前俺に出来な い訳がない、時間はいくらでもあると馬鹿な子とを考えた、いざ始めると簡単だと思っ たが以外に難しく、精神的にパニックをおこしたのが心労の原因だと考えたのである。
話しは元に戻るが、帯状疱疹という病気は子供の時、水疱瘡のウィルスが身体に潜んで いて、大人になって肉体的に衰えるか・精神的ストレスが続くと突然そのウィルスがノ コノコ皮膚に帯状に赤い斑点で始まり、それが水膨れになり、カサブタがとれ軽い人は それで良いが、何の因果か知れないが、私の場合腿に沢山、腰にソコソコ気味が悪い くらいにできたから重傷である。しかもビリビリ刺すような痛みで夜も寝られない、毎 日布団の中で熟睡した憶えがないが、元気で生きた自分の生命力に感謝している。
私はこの病気について話しをすると年配の人は経験している人が多かった、顔の目の周 りにできた人は失明の危険さえあったという、年配でもこの病気の経験のない人は、人 生のストレスも無く幸せで体力バリバリで頑張っている人に違いない。
私の場合帯状疱疹後神経痛の後遺症が残ったので、いろいろ薬を服用したが効果がない ので、最後は外国では使われているが、日本では一週間前許可がおりた薬を飲んだら、 それが効果あったのか! 時期的に治るのか定かではないが、ビリビリ電気が走るよう なのが、軽くなった、医者曰く「これがダメならギブアップ国立に後遺症専門の病院に 移ってもらう」と話しをしていた、今年は格別暑い、夏に毎晩眠れない苦痛から解放さ れ健康のすばらしさを感じている。 <2010年の話し> ――――END――――
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