免疫力の話&他       2010.08.23 天笠 富夫

昨年から昔の仕事の仲間が3名も亡くなった、年齢も60歳・69歳・71歳であり

原因もガンと心筋梗塞(糖尿病)であった、その他に現在でも病気とつきあいながら生活

している人もかなりいる、これらの人のタイプは、必要以上に真面目に仕事に取り組んで

きた人と自己の健康を過信し不摂生をしてきた人が多いと思っている。

 

先日渋谷の本屋で一冊の単行本が目に入ったので買ってきた、本の題名は「病気にならな

い免疫生活のすすめ」・作者 安保徹・発行元 中経文庫である、読んでいて非常に参考に

なることが多かったので内容を紹介します。

 

○病気の原因

 病気の原因は免疫力の低下にあり、心の状態が良好の時免疫力は高いが、精神状態が不

安定な時免疫力が低下する、この時に病気にかかる事が多い。これは言い換えると免疫力

は自律神経の交感神経(運動・興奮などの活動をする)と副交感神経(リラックスする時

働くもの)のバランスがとれていない時におこるといわれていて、ガンの場合を中心に説

明されている。

 

○ガンの原因

 食事・喫煙・睡眠などの生活習慣もあるが、働きすぎ・対人関係のストレス・心の悩み

によるストレスが多く、これらは交感神経を極度に緊張させ発症する、またガンになる人

はマジメで頑張り屋さんが多いそうです。

 

○ガンの治す方法

 @無理な生き方、ストレスの多い生き方を変える

 Aガンを必要以上に恐れない

 B副交感神経の働きを優位にするよう心がける

 

○ガンを克服した人の話

 頑張った生き方をしていて、「こんちきしょう」という事が多かったのを、謙虚になる生

き方に変えると、ささいな事にも感動が生まれ生活が変わり、「ありがとうと感謝をする生

き方をするようになった」、この事により精神的に落ち着き、ガンを克服できたと言う。

 

おわりに

免疫力を高める方法には、薬・運動・食事・生活習慣などを変える事も必要ですが、考

え方として、自分の弱さに気づき、周りの人のおかげで、「自分は楽しく生きていける・

ありがとうと感謝する事」がストレスを少なくし結果として免疫力高めると作者は述べ

ている。

 

この考え方が理解できても、なかなか実践することは難しい、ともかく相手の立場と自

分の状況を客観化しストレスの材料を整理し、ストレスを大きくさせないとか、趣味等

で気分転換をはかるぐらいぐらいしか思いつかない、皆さんはどう思いますか?

DSCN1837A.jpg

 

<追記> 関係のない話

 先日のお盆休みの時期、自宅の近く公園で、6歳くらいの女の子と5歳ぐらいの男の子

の姉弟が前の方を歩いていた、偶然男の子と目があったので、「暑いな!」といったら、テ

ントウムシを捕まえ帽子の中にいれていたのを見せてくれた、どうもお盆で遊びに来たら

しく、これから親戚(?)の家に帰るらしい。一緒に歩いていたら、仕事の話を何もしな

いのに、別れ際男の子が「仕事を頑張ってね!」と大きな声で言った。

 

私の経験から朝でかける時、「行ってらっしゃい」とか「***だから気をつけて」くらい

しか言われた事はない、今は時代が厳しいので、多分母親が父親に朝の別れ際の会話に「仕

事を頑張ってね!」という会話に使われているのかもしれないが、ほのぼのとして良い家

庭だなと思い楽しくなりました。

                         ―――――END―――――

戻る