ヒザ痛の話&矢板の旅  2010.06.23  天笠 富夫

 

第一題  ヒザ痛

5月の連休前のある日、鎖つきの駐輪禁止の掲示盤の鎖をまたぐ時、高さ15センチメ

ートル位しかないのに鎖に足を引っかけて倒れてしまい、左足のヒザをコンクリートに

打ってしまつた、今までは、どうと言う高さでもなく、平気で越えられていた高さであ

るが、体と頭の感覚が合わず、またごうとした足が高く上がっていなかったのではない

かと思われる。

その後、少しコンクリートに当たった所は少し痛みが残ったが、普段の歩行になんの支障

もなく、20日ほど経過した日曜日に急に左足のヒザが痛みだした、病院は行きたいが休

日で行けず、歩くのが痛くてつらくなった。

 

自分では骨が折れているのか?骨にヒビが入ったのか?今頃になって痛むのはおかしいと

か?直るまで長くかかるようだったら勤務先を辞めなければならないとかいろんな妄想が

頭の中に浮かんだりしたが、ともかく明日勤めの帰りに勤め先の近くで整形外科を捜して

行こうと決めた。

 

駅から勤め先まで明大前駅と渋谷駅まで2回乗り換える必要がある、駅の構内の階段は普

段だと何も気にとめなく歩いていたが、歩くのが辛いとき周りを見渡すと段差の多くいた

る所に階段が多さに驚く、駅の構内のエスカレーターとエレベータの位置を思い出しそれ

を利用し移動することを考えた、エスカレーターではいつも急いで階段を降りる右側を使

っていたが調子が悪いので左側を利用した、

 

 

歩いている時は左足のヒザに負担がかからないように歩くため、速く歩けず姿勢良く歩け

ない、歩く事は足だけの問題でなく体全体のバランスに影響が及ぶ事が実感する、以前歩

行ができるロボットを開発した人が人間の体はうまくできていると言っていたのをおもい

だし、独り納得した。

 

また通勤の人を見ていると、松葉杖の人・足を引きずったりし歩いている人が以外に多い、

本当に足が不自由な人の大変さが分かる、やっと東横線の渋谷駅に着き、いつものプラッ

トホームで待っていると、人身事故のため電車が遅れるとの事、さすがに弱り目たたり目、

この混雑の中、先に発車する別のプラットホームへ移動する元気もなくしばらく待ってい

たら電車が入ってきた。

 

勤め先のある駅を降り、まず知っている駐輪場の人に「近くの整形外科の病院の場所」を

聞くと知らない、といながら捜してくれた人、あの人はこの場所に昔からいるから聞いた

らと教えてくれる人、「そんな事を知るわけはない」とツケンドンな人、勤務先では重くて

大変だと荷物を持ってくれた人、整形外科を捜し診療時間を調べてくれた人、本当に人の

情けが身にしみます。

 

勤務終了後さっそく整形外科にいってみた、レントゲンで写真をとった結果骨には異常が

なく、ぶつかった時靱帯(じんたい)を痛め足のヒザにみずが溜まったとの事で、痛み留

の薬と湿布薬をもらい治療してもらうと少しずつ痛みもとれ歩くのに痛みが小さくなった。

 

医者の話によると、老化現象である、時間をみちリハビリの体操をするように言われ、少

こしずつ体操をするようにした、これは体が警告してくれたのかも知れない、「ともかく無

理は禁物余裕をもって落ち着いて行動をしなさい、今度失敗すると大けがをしますよと!」

と言われているように思える、皆さんも気をつけましょう。

<追記>

 先日、隣の駅でINさん(2〜3歳私より若い)に偶然会った、本人は総合病院の事務

担当で病院を代表して通夜に行ったそうで、久しぶりなので喫茶店に雑談をした、その話

の中で、階段から落ち胸を打ち、現在コルセットで固められている話を聞いた、INさん

はスポーツマンで頑強な人、怪我なんて考えられない。

 

原因は私と同じ、体と頭の感覚が合わずバランスを狂わせ階段から落ち怪我をした事との

事です、これからは急がないで物事をすると言って、落ち着いたら飲みに行こうと約束を

して別れました。

 

第二題  矢板の旅(囲碁合宿)

 

 今年の囲碁の合宿場所は、東京から比較的近く・はあまり行ったことない東北方向で温

泉のある場所を探していた、すると東北自動車道の矢板ICの近くに矢板コリーナという

ホテルが見つかった、ともかく予約をして部屋の確保をした。

 

場所は宇都宮と西那須野の中間にあり栃木県矢板市です、矢板市には川崎城などがあり、

800年前塩谷氏が領有していたというがあまり歴史上目立った場所ではない、今はつ

つじの花の名所で有名です(見頃時期5月)。当日は岩手の北上市から車で来てくれるI

さん、(高速代1000円を利用) 横浜から電車で来て頂くKさんがいました。(電車

便では横浜から湘南ライナーに乗ると渋谷・新宿・宇都宮を経由し最寄り駅の片岡駅で

乗り換えなしで来られるという非常に便利です)

 

宿泊地矢板コリーナは名が示すように丘の頂上にあった(コリーナ=ゆるやかな丘)、敷地

1万坪部屋数20部屋、温泉も一応毎分600リツトル出ている、特徴としてテニスコー

トを12面持っている閑静な場所だ、(だが誰もテニスをやっている人はいなかった)

 

現地での待ち合わせ予定時間午後2時に全員9名が集まった、私はIさんとは昨年夏油温

泉で会ったが、夏油温泉に行かなかった者にとっては10年以上会っていないので非常に

なつかしく、すぐ昔のペースに戻り、昨日会った様な会話になるのは驚く、ただ少しずつ

お互い歳をとっただけだ。

 

早速囲碁大会の開始だ、時間があるので恒例の総当たり戦を開始した、夕食は地元の食材

を中心としたバイキングだ、しやれてはいないが味がしっかりしていて一品々がおいしい。

ここでKさんが5月の末に磐梯の保養所に行ったとの事、そこで結婚式の帰りに立ち寄っ

たグループがいた話をした、

 

隣で聞いていたIさんも同じ時期レンターカーを借りて結婚式の帰りに磐梯の保養所へ行

った話をしたお互いの話を聞いているとKさんとIさんが磐梯の保養所でぶつかっていた

事がよく分かる、現地ではお互いにきづかないで、また会うとは不思議なものだ!

 

夕食後各自納得するまで囲碁をして翌日朝現地で解散をして、今年の囲碁合宿は終了した。

<今回はホテルへの行き帰りだけで、途中の見学はありませんでした>

                             ――――END――――

 

戻る