遊びの達人たち                     2009.10.30 天笠 富夫

 

私は昔から趣味が少なく「趣味は何ですかと言われる」と登山(軽いもの)とか読書とかありきたりのモノしかなかった、亡くなった父親を見ると、仕事一筋?・無趣味で私にとってなんの影響も受けなかった、反面これで人生は良いのかと常々思っていた。 

それで会社にいる時、仕事中心の縦型の人間関係より肩のこらない横型の人間関係を意識し作り、自分にない多趣味の人に惹かれてつきあいをした、特に印象的なのは、軽い小説書き懸賞文に投稿したり、シナリオを自ら書きそのシナリオを、役者を雇い劇にして会場を借り切って見せてくれた、このような活力と文才がある上、青梅マラソンに参加したり、少し体育系でも通用するFさん、私はまったく植物には弱いが、いろんな植物を知って

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おり、またその植物がどこで何時咲いているかをよく知っている上に植物栽培に詳しい、6月のある時葛飾の水元公園へ連れて行かれ菖蒲を見て美しさに感激した、また釣り好き・コーヒー通・写真に強いIさん等である。このFさんとIさんと一緒に小笠原(第一回目)に行こうとしたとき、3人でなく4人にして行こうとして、Iさんが連れてきたのがYさんである、それからYさんから影響を受け深いつきあいがが今日まで続いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Yさんは、ともかく趣味が多く、そばにいるだけで刺激を受け、いわゆる「遊びの達人」です、趣味として派手なものがないが多彩であり、英会話・作文・絵(仏画を含む)・囲碁・株・卓球・旅行・つり・ハイキング・競輪・競艇などであるがその上に社交性があり常にまわりに仲間がいるし、仲間を作る能力がすばらしい。

無趣味の私にも、海でのつりの手ほどき、餌つけかた、針の位置・針の種類などを選択し一応釣り形にして準備をしてくれたり、株の買い方、株の売り方教えてもらい、結局頭で考えているのと実際にやるのと理解度が違う、だが釣りは誘われれば行くが私になじまず趣味になっていない。

 囲碁に関わる話でも、Yさんは竹取の湯(旧永山健康ランド)では、一人から毎週定期的に通い健康ランドの中に囲碁クラブをつくった、(現在活動していない)ボランティアで小学校の入出門管理で勤務しているときは、小学校のクラブ活動で囲碁を教える人がいない事を聞いてかって出て、クラブ活動に毎週1回生徒と向かい囲碁を教えている、ですから今でも入学式・卒業式に呼ばれているそうです。

 卓球にしても、公民館で運動していても外人が来ると英語で話しかけ友達になり、その外人も家まで遊びに来るという。でもうまくいかなかった例もある、それは仏画を習いに行った時だ、先生と波長が合わなかったみたいで、先生に墨を何度でも擦って濃くしても、あなたの墨は色が薄いといやがらせを受けやめてしまった、

 けして囲碁も卓球も英語もものすごく巧い訳ではないが、いろんな趣味を複合しその上に挑戦意欲を持ち次から次へチャレンジしていく、ですから、やりたい事が次々できてくる私もリタイアしても家で、テレビばっかり見ていないで「遊びの達人たち」を見習って行動しようと常々思っている・

 

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<後記>

今回の写真は昔のビデオから作成しました、そのため画像は良くありません。

ビデオを整理していたら奄美大島がありましたので掲示します。Fさんが釣りあげた、針千本です(フグの一種)。

釣りあげると膨れて、縮むとネズミのような形になり非常に印象的です。(2001.12)