飯豊山山行記       標高2105.1      累計13726.m
                          大日2128        累計15854.1m
 
登山日        2008年7月18日(金)〜20日(日)天候 晴れ
 
パーテー     単独
 
コースタイム   自宅21:00==2:00大日杉4:45−−5:04ザンゲ坂−−5:25長之助清水5:30−−
           5:35御田の杉−−6:57地蔵岳7:05−−7:40目洗い清水7:50−−8:28御坪
           8:35−−9:45切合小屋10:06−−10:37草履塚10:45−−12:05本山小屋−−
           12:20飯豊山12:30一13:30御西小屋14:27−−15:20大日岳15:30−−
           16:20御西小屋(泊)5:20−−5:55駒形山−−6:12飯豊山6:17−−6:25本山小屋
           6:30−−7:11草履塚7:15−−7:30切合小屋7:45−−9:27地蔵岳9:40−−10:17
           長之助清水−−10:33ザンゲ坂−−10:45大日杉登山口−−11:30入浴12:15−−
           17:00新庄(弟)泊7:30−−9:30自宅
 
 東北の名峰飯豊山は自分にとって憧れであり偉大な山だったが思い掛けなく登るチャンスが来たと言う気持ちだった、というのはこの日はツアーで木曾の御嶽山に予約をしていたが人数が集まらず中止となり、当初は9月3連休で予定していたが、急遽飯豊山に登る事に決めたが、それから慌ててインターネットで山や小屋の情報を収集し、天気予報ともにらめっこした。自分にとって、山より長距離運転が心配で、同行者を誘ったが断られ、単独となり、出発準備をし、自宅を出発した、途中まで4号線を走り古川から高速で山形蔵王まで行き、後はナビに従い大日杉登山口に到着は2時前で車の中で仮眠をしたが4時ごろには、人や車の動きが激しくなり、もう少し眠ろうと思ったが眠れず、軽く朝食をして準備体操を行いスタートをした。
 10分少々歩くとかなり高い鎖場になった、今まで経験した事も無いほどの高さだった、その鎖場を登りきったところがザンゲ坂だった。
 事前に得た情報と比較しながら歩いたが、少し時間が短縮されたが先が長く気が遠くなりそうだったが、時折ガスが晴れて見せる飯豊連峰の奥深さや雪渓の多さがとても雄大に感じられた。
                      
          登山道から見えた飯豊連峰           地蔵岳を過ぎるとタニウツギの群生
  御坪付近から登り始めて最初の小屋の切合小屋が稜線の上に望まれるようになった。更に北に目を移すと飯豊本山と思われる山が見えた、まだあんなに遠くまで歩くと思うと気が遠くなりそうだった。切合小屋の手前がかなり広い雪渓で、そこを乗り切ってようやく切合小屋に到着し水を補給し体を休めた、そこで秋田から来たと言う摂津さんと出来ればこの日のうちに大日岳に行ければと話が合って同行することにした、摂津さんは飯豊山は数回歩いているとの事で心強かった、飯豊山に着くまでは御西小屋まで行くかどうか未定だったが、高山植物の豊富さに目を奪われあまり意識はしなかった。尾根に入るとタニウツギは無くなり、ミヤマダイモンジソウ、ミヤマウスユキソウ、ヨツバシオガマ、ニッコウキスゲ、ヒメサユリ、クルマユリなど高山植物もかなり多彩で目を楽しませてくれた、雪渓もまだまだ多く雪渓が溶けると更に多くの高山植物が咲くことを予感させた、そのように楽しみながら予想より早い飯豊山への到着で、この時点で大日岳を目指す事を決めた、
                    
           ニッコウキスゲとヒメサユリ             飯豊山頂で
 飯豊山を出発して駒形山を過ぎるとニッコウキスゲを中心とした高山植物の群生は見事なものだった、殆んど時間も気にならずカメラを高山植物の群生に向けていた。チングルマは咲いた後の毛が車のように丸くなったものが群生するところがあるかと思えば、今が盛りと咲いて群生している場所、登山道はや斜面はニッコウキスゲでオレンジ色に染まっているようだが、登山道側には、ハクサンコザクラ、イワカガミ、ミヤマシオガマ、アオノツガザクラ等名も知らない花も種類はかなり豊富でまるで自分を御西小屋まで案内してくれているような気持ちになった、斜面にはまだかなりの雪渓がありその雪渓には巨大なクレパスも見られた。思ったより御西小屋には早目に到着し、宿泊の手続きを済ませ、眠る場所を確保して、体を少し休めた。
               
           ニッコウキスゲの中の登山道           ハクサンコザクラ
 小屋で休憩した後、水場ばで水組みと、大日岳へ向けて少々の食料と水を持参し切合小屋から同行した摂津さんとスタートをした、ザックを小屋に置いて来た為,体は軽く、コースタイムの半分以下の時間で大日岳へ到着した、大日岳は飯豊連峰最高峰だが飯豊山程登山者も少なく、山頂の標もかなり古くなっていた、山頂で多少おやつなど食べながら休んだ時、ようやく崇拝している飯豊山を極めたと満足した、これも途中から同行してくれた摂津さんが、飯豊山を知り尽くしていた為、安心して此処まで来れた物と感謝の気持ちが大きかった、休憩後下山を開始した、山の風景、高山植物を楽しみながら尾西小屋に到着したが、大変な事になっていた、それは三連休と言う事で登山者は押しかけて来て、定員をかなりオーバーしており、外にはテントも多く張られていた。
 思うように火も使えず、眠る場所は2階で、炊事は1回だが、その場所も限られており、何とか夕食を済ませた。ただ大日岳に行く前に水場の雪渓にビールを冷やすことは忘れなかったので、最高に冷えたビールで摂津さんと乾杯し、眠りに就いた。
                
             大日岳山頂で                 大日岳からの飯豊山
 ご来光を楽しみに、目が早くから覚め外を見たが外はガスがかかり風が強い状態だった為、再度横になったが中々眠れない時間が続いた。外が明るくなり、眠ることを諦め、他の登山者も既に出発している人もいて山小屋も少しは余裕が出てきた為、温かいコーヒーを沸かし朝食をし、出発の仕度をした。外は風があり少し肌寒く感じるようだったが、少し準備体操をして出発した、またニッコウキスゲの中の登山道を飯豊山に向けて歩いた、最高に気分爽快だった、ガスも晴れて見晴らしも良くなり、前日と違った気分で高山植物や飯豊連峰の山々改めて素晴らしさを実感した。同行の摂津さんは下りにはかなり自信が有るようで、かなりスピードがありバランスが良い、無理に着いて行こうとすると足元が乱れる、自分自身でもスピードはある方だと思っていたが、自分のペースを守るようにした、登りになると追い着き追い越した、そのような繰り返しをしながら下山して来た。
 
 

                

            雪渓の彼方の飯豊連峰           朝の光で逆光の飯豊山
下山時は登るときよりも余裕が出来、登る時に見えなかった物も見えた気がした。本山小屋には前日は100名が泊まったと聞かされたので、小屋の中も見物したが、かなり詰め込まれた様だと感じた、徐々に飯豊山も遠くなり何かこのまま下山することが惜しいような気さえした、休む時など摂津さんに他のコースの事を聞き、また歩くときにはバランスの取り方、雪渓の下り方など教えて貰い、かなり勉強になった。今まで自己流で山に登っていた為、参考になることが多くあった。地蔵岳までは追い越したり追い越されたりを繰り返していたが、地蔵岳からは下り一方で追い着くのは諦めて、マイペースで風景、花を楽しみながら下った、大日杉登山口に到着したのが11時前と自分の予定より3〜4時間早かった、登山口で摂津さんが待っており、途中の温泉で汗を流してから帰る事とした。車で移動し途中の温泉で汗を流した後、摂津さんと別れ、新庄に単身赴任している弟のマンションに寄り一緒に酒を飲み翌朝帰宅した。まるで夢のような2日間だった。
                
            飯豊山より御西、大日岳を望む        草履塚から見た飯豊山

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